2010年07月24日
■2010年7月24日放送分■
この日のテーマは『二地域居住』。
40代後半~50代くらいからその先の暮らしを想定して、
あらかじめ移住先の家を購入し
(たとえば)週末に そこで暮らす――。
そうすることで、地域の方との交流が生まれ、
その土地の気候に関する理解も深まります。
また、50歳前後から二地域居住を始めれば
早い時期から住宅ローンの返済が可能。
水谷「全然 知りませんでした」
大垣「あまり一般的には知られていないので
詳しくご紹介します」
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『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
千葉県四街道市から静岡県伊東市に住みかえをされた
Mさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Mさんのケース】
◆退職後、自然の中で暮らしたかった。
◆家庭菜園、小旅行をしたかった。
◆温泉があることが一つの条件だった。
◆土地購入は退職前 / 移住は去年から
◆当初、元の家は売却を考えていたが
JTIのウェブサイトにアクセスして
「マイホーム借り上げ制度」の利用を決断
◆奥様の意向で
土地になじめなかった場合を考え、
帰るところを残しておきたかった。
(現在 伊東市の暮らしに満足されているそうです)
◆「心の安定感があります」(Mさん)
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
二地域居住
最も支出が多い年代は40代――。
可処分所得(個人が自由に処分できる所得)の面で
非常に厳しい40代を過ぎると、
年収が上がる・子供が独立するなどによって
50代から暮らしは楽になり、心にも余裕が生まれます。
大垣「東京で(土地を)買うのとは違い
すごく安いんです。
仮に借りても、子供の教育費がかからなければ
思い切ったことをしても大丈夫ですし、
“最悪、退職金でなんとかなる”
“もしダメなら売ればいい”くらいの感じで
土地のあるところに行って、
たとえば温泉につかっていたりすると
なんとなく見えてくるものです。
『準備を早くしてほしい』ということなんです」
『二地域居住』といっても、
必ずしも二つの地域に住むことにとらわれず
“両天秤にかける”――という考え方も
おすすめします。
もう1点――。
Mさんのケースで、千葉県四街道市の元の家を
売却する場合と、借り上げ制度を利用する場合の違いを
ご紹介します。
大垣「坪あたり20~30万円くらいかもしれません。
すると、家は 多分1,000万円では売れません。
それでも四街道なら
(JTIのマイホーム借り上げ制度で)
家賃が月々6~7万円くらい出るんです。
そうすると
10年で家の代金くらい入ってくるんです。
こういう条件でしたら、
元の家は売らない方がいいと思います」