2010年06月26日
■2010年6月26日放送分■
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
さいたま市から新潟県柏崎市に住みかえをされた
Iさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Iさんのケース】
◆Iさんは63歳。60歳で定年を迎え、2年間 別の職場で勤務。
◆新潟は奥様のご実家。
奥様のご両親のお世話のために移住(同居)。
◆柏崎市は、海と山に挟まれ「いいところ」(Iさん談)。
◆さいたまの家の処分を思案中に
JTIの「マイホーム借り上げ制度」を知る。
◆元の家は両親から引き継いだ家で、売却は躊躇した。
◆わからないことは すぐにJTIに相談し、
速やかに解決することができた。
水谷「男性は奥様の親御さんと住んだ方が、気が楽なんですか?」
大垣「男性はまず間違いなく そうじゃないですかね。
親から見ても“息子の奥さん”に世話されるよりも
“娘”に世話になった方がよくないですかね。
私はそうですね」
水谷「そういうパターンもあるんですね」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
頑張らない生活
広く一般的に、団塊の世代から50代くらいの方々に向けて
「まだまだこれから 頑張りましょう!」と
エールを送る声も多いですが、
これまでの人生を振り返れば
何事も“競争”が多い生活を強いられ、
自分はいったい“枠組みの中で何番目なのか?”
と考える生活を続けてきた世代には
「頑張りたくない」と考える人もいます。
『退職』によって“順番”の枠組が外れ、
“平等”に人生を送る中で、
いったい“何ができるのか”
“何が幸せなのか”――を自分で考える必要がある。
大垣「これは意外と難しいですよね」
また、これまでの組織の“枠組み”の中で
“勝ち組”にいた人の場合、
それまでの暮らしを手放せなくなり、
“しがみつく”ことになりがち――。
そして、気がつかないうちに
組織に組み込まれた人生を送っている――
といえるかもしれません。
そして、今 住んでいる街に暮らし続けることで
従来の“組織”の発想から離れられない生活を
続けることにもなりかねません。
今回、電話でお話を伺ったIさんのケースでは、
「家から 家」への移住に加え、
「組織の中にいた自分から 自分と向き合う生活」への
“住みかえ”」が同時に起きている――
と考えられそうです。
大垣「Iさんも、おそらく都心に行きたいとは思わず、
面倒を見る人がいて、ゆったりしたところで、
“とくに明日やることがない”――。
“生き方を考える”ということ自体が
“強制”されているので
普通に生きていく…そんな生き方もあると思うんです。
頑張らないために住みかえる――
ということもある気がします」
「住みかえをするにも新たにお金が必要では?」
という心配があるかもしれませんが、
「マイホーム借り上げ制度」を利用すれば、
家賃収入で10万円前後のお金を毎月得ることができます。
大垣「そのお金があるだけで、ずいぶん豊かですから
ぜひ肩ヒジ張らずに
住みかえを考えてみていただきたいと思います」
水谷「仕事しながら、どこか頭の片隅で
考えることが大切ですね」
2010年06月19日
■2010年6月19日放送分■
先週に引き続き、club willbeを主宰する
プロデューサーの
残間里江子さんにお話を伺いました。
◆“動く”ことが大きなテーマ
大垣尚司さんは、企業側からの視点で考えた場合、
50~60歳の皆さんの“動き”は
“動くこと そのもの”が
内需を牽引する大きな動きである――と指摘。
◆目指すは 大人のコンビニエンスストア
残間里江子さんが
全国8,000店のコンビニエンスストアと協力して
実現に向けて活動する中で提案しているのが
介護や、働くお母さんの育児支援のために
地域の情報発信センターとして機能させること。
郊外では、大型店舗に車で買い物に出かける習慣が
定着していますが
はたして、今のシニアの皆さんが、
10年後に車で出かけることができるか――と考えた場合
コンビニエンスストアが
新たな機能を果たすのではないか――。
大垣 「大事なことは(人が)バラバラになると
どんなに企画をしても機能しない――。
コンビニを作るには、
先に“町”を作らなければいけない。
『元気な間は こういう暮らしをしたい』と思って
集まるところがあれば、
コンビニも集まってくるんです。
『俺たちはここに住む、お前たちが来い!』
ってなれば、大きな動きになると思う」
また残間さんは、
迎え入れる側=地域の人の考え方に変化を感じているそうです。
残間 「いろいろな人が来てくれることは
文化が交差する――
前向きにカルチャーショックを捉えたい――
と思っている人が多い。
『機は熟したり』ですよね」
◆新たなシーンの礎石になりたい!
60代の人が『介護』の手伝いをする場合・・・
ヘルパーの資格を取り、週5日間 働くのは困難でも、
週に 2~3日ならば、
ぜひやりたい!――と考える人は大勢いらっしゃいます。
このような考えのもと、
残間さんが実現させたいこととして挙げたのは・・・
働くお母さん・ワーキングマザーのために
【一人あたり 週2~3日/5人のシフト】での支援。
残間 「新しい商品・業態・場面を作っていく時の
礎石になればいいと思っています」
◆club willbe会員の特徴
年 齢:最年少17歳/最年長88歳
男女比:男性4:女性6
最近は30~40代女性の会員が増えている
傾向が目立ち、
皆さん、企画・イベントへの参加にも積極的。
多くのイベントが5~6倍の倍率になっているそうです。
残間 「若い人たちにも
年を重ねることが悪くない――と思ってもらいたい。
自分が大人だと思えば何歳でもいいんです」
◆残間里江子さんの住みかえ展望
引っ越し経験29回という残間里江子さんに
将来的な住みかえの展望を伺うと・・・
残間 「海のそばに1回、山のそばに1回は必ずやってみたい。
山陽地方とか、
行ったことのないところに行きたいですね」
◆
club willbeのウェブサイトをご覧いただくか
電話:03 - 5772 -2221までお願いします。
(平日10時~18時)
2010年06月12日
■2010年6月12日放送分■
この日は、
プロデューサーの残間里江子さんをゲストにお迎えしました。
残間里江子さんと大垣尚司さんの最初の出会いは
7,8年前の、とある委員会の席・・・
残間 「すごい意見を言う人がいる・・・
自分の家を担保にしてお金を借りる制度――
世の中に対しても詳しい…
『こういう可愛い坊やみたいな顔をした
学者って いるのかしら?』と
私から近づいていったんです」
大垣 「残間さんと会ってなければ、
ここでこうして喋ってないと思います」
◆
残間 「50歳以上の人は5,500人を超え、
団塊の世代も4,000万人くらいいるんです」
四捨五入して50歳以上の人たちが
主に企業サイドからは
“年をとった”イメージで捉えられている――
そう感じた“団塊”最後の世代・残間里江子さんは
50歳以上の人たちを
“マーケット”として価値があり、
また“出番”を待望している人が多い――と指摘します。
そこで、日本の需要を喚起し、
社会と50歳以上の方々を繋ぐべく
2009年春、
残間 「この人たちは
時間もあり、お金もあり、何よりも健康で若い!」
大垣 「シニアの人の人生そのものを
誰かがプロデュースしてあげないと、
やりたいことが出てこない――。
残間さんには、
『“日本人”のプロデュースをしてください』
って言ってるんです」
◆活動内容◆
大学院大学・旅行・コンサート・農業体験ツアー…など
さまざまな企画・イベントが開催されています。
◆年会費・入会金はなし◆
参加費の中の2%程度を積み立てて、
若者を支援するwillbe基金が設立されています。
残間 「大人たちが、新しい“外側”に出てくるための
ムーブメントみたいなものですね」
◆サポートメンバー・大垣尚司さん◆
実は、残間さんが
club willbeの構想を持ちかけた相手が大垣尚司さん。
大垣 「大人のお金の使い方で“消費”を主導してほしい。
ここから大挙して地方に出て行ってくだされば
大きなものを買わなくても、
コンビニで何か買うだけで、それが地域に落ちる。
シニアの方が新しい生活を求めて動いてくれる――
それだけで内需が出るんです」
残間 「住みかえに関しては、全く抵抗がない。
むしろ行きたい――。
二地域居住の仕方で、海や山のあるところに行って、
東京や大阪にも部屋を残しています」
◆club willbeへのお問い合わせ
club willbeのウェブサイトをご覧いただくか
電話:03 - 5772 -2221までお願いします。
(平日10時~18時)
*残間里江子さんをお招きして伺ったお話は次回に続く*
2010年06月05日
■2010年6月5日放送分■
■住みかえ探検隊
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
JTIの借り上げ制度を利用して
千葉市から千葉県夷隅郡御宿町に“住みかえ”をなさった
Yさん(男性)に電話でお話を伺いました。
【Yさんのケース】
◆御宿を選んだポイント
【温暖な気候・静か・緑が多い・海が近い】
◆セカンドハウスとしてゆっくりすることも視野に
◆土地は、定年退職する8年前に購入
◆定年に合わせて新築
◆お孫さんが市原市に住む(移動に1時間弱)
◆当初、売却か貸し出しかで検討した末、
JTIの借り上げ制度を利用
◆満足度は「最低でも100%」(Yさん)
(つまり“大満足”)
大垣 「典型的な“ゆとり住みかえ”ですよね」
昨今、外房エリアは、
Yさんのように定住される方の増加で
地価が上昇しています。
大垣 「夜明けが見える側というのが大きいんです」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
家で家を買う
大垣 「こういう物件を見つけました」
首都圏/平成5年築
土地104坪/家面積43坪/4LDK 1,900万円
首都圏にお住まいのかたが、
今の家を貸して、新居を買う場合・・・
通勤可能エリアであれば、
JTIの借り上げ制度を利用して得られる
“手取り家賃収入”は だいたい10万円前後が目安。
(条件により異なります)
仮に、手取り家賃:9万円として
そこから7がけした
63,000円程度の金額を返済に充てる場合・・・
大垣 「住宅金融支援機構が
年収がゼロでも、何歳からでも、
若い人達と全く同じ条件で
35年間、お金を貸してくれます」
つまり、70歳で借りた場合、105歳で完済――。
でも、105歳まで生きられるかわからない…
と考えがちですが
今 住んでいるマイホームが長持ちする家ならば、
その家を貸して得られる家賃で、
新しい家のローンを返すことができます。
→ 家賃が63,000円ならば、1,900万円借りることが可能
大垣 「千葉市の家が御宿の家を買ってくれるということです」
水谷 「家が家を買うということですね!
こういう情報は知ってると知らないとでは、
全然違ってきますね!」
大垣 「早めの計画が大切ですね。
『二地域居住』という言い方をしていますが、
準備は50歳からやっておくと、
どんな家が欲しいか――もゆっくり考えられます。
そんなことも考え、JTIの利用も
『50歳から』できるようになっています」
番組では、住みかえ・移住に関する質問をお待ちしています。
宛先 メール:sumikae@joqr.net
ハガキ:〒105-8002 文化放送「住みかえ大作戦」