2010年05月08日
■2010年5月8日放送分■
最近、近場でゆったりと住めるところへの
“身の丈サイズ”の住みかえが増えています。
今回はあらためてJTIの借り上げ制度をご紹介!
■『JTI』の借り上げ制度
「移住・住みかえ支援機構」(JTI)は
50歳以上の方を対象に、
今 お住いになっている家や空き家を借り上げます。
今 持っている家を売った場合
“二束三文程度”にしかならないことが多いようです。
また、子供に相続させるためにも手放したくない――
というかたは、
JTIの借り上げ制度の利用をおすすめします。
【ポイント】
◆一生涯 借り上げる。
◆“空き家”になっても家賃は支払われる。
◆家には、3年ごとに戻ることができる。
元の家を売らずに、家賃収入を得て、
ほかの場所に住む――
これが、JTIの制度を利用する住みかえです。
■住みかえ探検隊
『住みかえ探検隊が行く』のコーナーでは、
同じ敷地内で住みかえをした
埼玉県川口市のTさん(女性)に電話でお話を伺いました。
【Tさんの住みかえのケース】
◆敷地内の2世帯住宅 → 高齢になられたお姑さんとの同居
◆お姑さんの老後のことも考え、また、一緒に楽しく暮らすため
新たに建てかえた。
◆同じ敷地内の元の家はJTIに依頼して、
子育て世代の家族に賃貸。
◆住みかえをして、間取りが増え
「豊かな気持ち」になったそうです。
また、お姑さんとの同居で、安心感を得るとともに、
距離感を縮めることにつながり
「いい選択をしました」と感想を語っていらっしゃいました。
◆「リフォーム」は基本的な要素のみにとどめました。
→不動産屋さんからは
「(リフォームをして)きれいにしなければ
貸せない(=借り手がいない)」と
指摘されるケースが多いようですが、
簡単なリフォームでも問題はありません。
ただし、賃貸入居者が
「直したい(リフォームしたい)」と望む場合、
その申し出を了承する必要があります。
Tさんは
「住まわれる人の個性が生かせる」と快く承知したそうです。
大垣 「家が空いている――のはもったいない。
“空き家を お金に換える”が
JTIの住みかえの提案です」
◆アクティブ情報~ワンポイントアドバイス
「借家契約」には2種類ある
「2年契約」の場合、
借りている人は、期間内にいつでも退去できますが、
大家さんは、2年後に退去を望んでも、
借りている人(借家人)には
契約を更新する権利が認められています。
本心では「売却」を望まないかたが
「賃貸」にした場合「退去してもらえない」と
心配するあまり、
「空き家」にしてしまうケースがあります。
そこで「定期借家」の制度が登場しました。
(借家人には、更新する権利がありません)
JTIは「普通借家」で借り上げ、
転借人には「定期借家」で貸し出すことで、
3年ごとに、
家主さんが元の家に戻ることを可能にしています。
水谷 「いろいろなケースがあるので、
ぜひJTIにご相談をしてほしいですね」
番組では、住みかえ・移住に関する質問をお待ちしています。
宛先 メール:sumikae@joqr.net
ハガキ:〒105-8002 文化放送「住みかえ大作戦」