2010年05月29日
■2010年5月29日放送分■
◆番組に届いたご質問
Q.我が家は築20年。貸す際は、どの程度きれいにすればよい?
A.大切なのは、きれいにすることではなく、直すこと。
一度、基礎を見直すなどの対処をしましょう。
JTIでは、借り上げる際に
必ず【建物診断】を実施して
家が傷むことにつながる要素があれば指摘し、
壁のヒビ割れ、シロアリの被害などをチェックします。
しかしながら、実際に貸す際になれば、
不動産屋さんは「きれいにしてください」と言うでしょう。
クリーニングは必要です。
【畳・襖の修繕】は『家賃2月分程度』を参考に。
ただし、借家人が子育て世代の場合、
子供が汚してしまうことを考慮して、
畳・襖の修繕が不要の場合も。
(きれいにすることで、家賃を高く設定することも可)
“壁紙の交換”は高額になりますので、ご相談を。
ポイントは、
入られる方がパッと見て“嫌悪感”を抱かないこと。
Q.傾斜地で
耐震性に不安がある家でもJTIの制度を利用できますか?
A.傾斜地であることは、
建築確認が取れているならば、ご安心を。
「耐震性」については、
耐震基準が大幅に強化された重要な日があり、
1981年(昭和56年)6月1日よりも前か、後かで、
建物の強度が大きく異なります。
1981年6月1日より【前】の場合
耐震強度が
現在の基準値の3割程度のしかないケースが多い。
→ 貸す場合は(ご自身が住む場合も)直すべき!
また、耐震基準は2001年にも さらに強化されました。
古い家を、現在の基準に対応させるには、
莫大な費用が必要になるケースが多いため、
1981年に変更された基準を満たす程度にまで
耐震性を高めれば、安心を得られます。
費用(100万円程度)は
【1~2年分の家賃】と考えれば、
“かける価値”があるといえるでしょう。
ポイントは
1981年に改定された基準を満たしているか――。
ぜひ覚えてください!
大垣 「『1981年』は覚えておくべき。
地震本当に怖い!
診断は、各自治体が補助を出してくれます。
1981年よりも前に建てた家は、
必ず、耐震強化をするべきです」
番組では、住みかえ・移住に関する質問をお待ちしています。
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