毎週土曜日、2時間の生放送!

「このニュース、一体どうなっているの?」
「どの情報を頼ればいいの?」

ニュースを読み解くのは難しい、いまさら他人に聞けない、
関心がない・・・というアナタへ!
ロンドンブーツ1号2号の田村淳がリスナーを代表して
世の中の「?」や本当の話に楽しく迫ります!

May 10, 2011 11:50 PM

スタッフ日記~125、126、127~

どうも、番組スタッフの剣持です。


第125回は、女性弁護士の篠田恵里香さんと【News CLUB徹底討論】!!
“放射性物質による被害”“日本への不信感”“自粛について”など、
気になるニュースを取り上げました。

そして第126・127回のゲストは、防災危機管理アドバイザーの山村武彦さん!


【プロフィール】

1964年 学生時代の新潟地震でのボランティア活動を契機に、
防災アドバイザーになることを決意され、以降、40年以上“現場主義”を掲げ、
災害・事故・事件など150箇所以上の現地調査をされています。

1995年 阪神・淡路大震災では、発生2時間後には現地入り・救助活動を行い、
科学技術功績者として科学技術庁長官賞を受賞

防災危機管理公演は1200回をも超えて、企業の防災顧問も務めるなど
実践的防災危機管理対策の第一人者でいらっしゃいます。


Q.防災アドバイザーになろうと思われたキッカケは?

防災アドバイザーっていう資格は特に無かったんですね。
今はあちこちで、そういう資格を地方自治体で作っていらっしゃいますが、
当時は無くて…そもそも“防災”という言葉すら無かった。ボランティアも無かった。

キッカケは、学生だった頃に起きた新潟地震。
その時ちょうど友人が実家のある新潟市内に戻っていたので、
『新潟が壊滅的だ』というのを聞き、安否確認の電話をかけたのですが、通じず…。
心配になり、友人と2人で翌日の上野発の急行に乗ってすぐに向かいました。
リュックサックにカンパで集めた缶詰を背負って。
電車で行けるところまで行き、そこからはヒッチハイクで現地へ。

それが最初ですね。
幸い、友人の家は大丈夫だったんですけど、
“たった数分の地震で、町も生活もみんな壊れちゃうんだなぁ”と思ってね。
ものすごくショックを受けて…

で、帰ってきて調べてみると日本という国は、約100年間に大体19回くらい、
100人以上が亡くなる地震が起きているということが分かったんです。
5年に1回は、ほぼ大地震に襲われているという計算。

これは、“安全をやろう!”と思いました。
でも安全って、どうやったら良いのか分からず、とりあえず大学へ行って調べてみるも、
地球物理学はあるけれど、防災というものは無い。

要するに、“災害そのものは無くせないかもしれないけど、
被害を少なくする防災ってものはあるんじゃないのかな?”と思って…

“だとしたら、とにかく現場をたくさん見よう!”ということで自ら学ぶことを始めました。


…という村山さんのお話。その他“大地震から身を守る方法”についても伺いました。

そしてリクエスト曲は、
大地震のあったニュージーランドのクライストチャーチー出身の歌手で
『当時被災地で、随分この曲をかけているのを聞き、胸うたれました。』という1曲。
そして、今回の大震災で、『被災地はこれから、1歩1歩明日に向かって
自分たちの橋をかけて行くのだなぁというふうに思います。
その期待と応援のエールを込めてこの曲を…』ということでコチラ…


村山武彦さんのリクエスト曲♪アメイジング・グレイス/ヘイリー・ウェステンラ
             ♪明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル

投稿者 newsclub : 11:50 PM