April 19, 2011 11:46 PM
スタッフ日記~122、123、124~
どうも、番組スタッフの剣持です。
第122回は弁護士の石丸幸人さんと共に、【News CLUB徹底討論】と題して
今、気になること・世間を騒がせているニュース…今回は『東日本大震災』をテーマに
“政府の対応”“国民の対応”“今、自分たちが出来ること”について
2人で徹底討論いたしました。
そして第123・124回のゲストは、ジャーナリストの池上彰さん!
【プロフィール】
1950年 長野県のお生まれ
慶應義塾大学 経済学部をご卒業後
NHKの記者として入局
(さまざまな事件・災害・教育問題・消費者問題などを担当)
科学・文化部記者を経て、
NHK報道局記者主幹(報道局でNO.2ぐらいの位置づけ)に
1994年 ~11年間に渡り『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍
(分かりやすく丁寧な解説で、子供だけでなく大人まで幅広い世代に人気)
2005年 NHKを退職
現在はフリーのジャーナリストとして大活躍されております。
Q.池上さんが、そもそも記者になりたいと思われたキッカケは?
小学校6年生の時、ある1冊の本との出会いがキッカケだったんですね。
朝日新聞社から出ていた『続地方記者』という本で、たまたま本屋で見つけて
買ったんですけど、内容は、朝日新聞の支局の記者の仕事ぶりを書いた
ドキュメンタリーのようなもので、これを読んで
“ああ、地方の新聞記者って面白いなぁ”と思ったんです。
例えば事件を調べていると、警察よりも先に犯人に行き当たっちゃったりしてね。
あとは、それぞれの土地の人とのふれあいだったり、とくだねを
ライバルの新聞社と抜いたり抜かれたりというのが、ワクワクしましてね。
当時は、TVもラジオもほとんどニュースというものをやっていませんでしたから、
ニュースといえば新聞ということで、自動的に新聞記者志望になりました。
今でこそマスコミって、そこそこ人気がありますけど、当時は全くで、
しかも新聞社とNHKの試験は、大学4年の7月~だったんです。
普通の企業は、3年の春休み~4年の始めには、もう決まってしまっていましたから、
残っている、就職試験で就職先が決まらなかった人や、
学校の成績があまりに悪すぎてどうしようもない人ばかりが受けにくる所でした(笑)
NHKは、採用されると必ず地方勤務から始まります。
私は、島根県の松江放送局に3年間いました。普通は、5~6年なんです
けど、警察周りから始まり、市役所・県庁・農協…と、3年間でだいたいのことは
やり終えてしまい、もっと一匹オオカミで仕事がしたいと思いましてね、
当時NHKには通信部制度というものがありまして、放送局からずっと離れた所に、
1人あるいは2人だけで住み込んで(警察でいう駐在さん)
そこの地域の仕事をする…という仕事をしたいと希望を出しました。
行ったのは、広島県の呉通信部という所。そこでは、自分でカメラ
(ゼンマイ式の1カット30秒くらいしか撮れない。最大で2分40秒。)
を回し、音声は、また別の録音機(肩掛け式の巨大なオ-プンリール)に録り、
現場へは自分で運転して行く。撮り終わったフィルムは、広島の放送局へ送り、
後で原稿を書いて、電話で書き取ってもらう…と、すべてを自分1人で行っていました。
また、住み込みのため24時間、365日、何かあれば飛び出すといった具合です。
夜中に火事があったりすると、タクシーの運転手が“火事だよ”と起こしにきたりね(笑)
…という、今の池上さんの原点とも言えるお話を伺いました。
そして、『TRFは小文字の頃からの大ファン!!』とおっしゃる
池上さんからのリクエストはこちら…
池上彰さんのリクエスト曲♪寒い夜だから…/TRF
♪Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜/TRF
投稿者 newsclub : 11:46 PM