July 19, 2010 11:46 PM
スタッフ日記~84、85~
どうも、番組スタッフの剣持です。
第84回・85回のゲストは、日本野菜ソムリエ協会理事長の福井栄治さん!!
【プロフィール】
1963年 京都府のお生まれ
大学卒業後、日商岩井株式会社に入社し食品部に配属
インドネシア留学を経て
1996年 食品本部開発グループに配属し、オーガニック食品を担当
2000年 有機食品のネット販売を手がけオイシックス設立に参画
2001年 日本ベジタブル&マイスター協会設立
2002年 協会の理事長に就任し
さらに、フードディスカバリー株式会社を設立
代表取締役に就任されています。
Q.商社に勤めていらっしゃった時はどんなお仕事をされていたんですか?
僕が商社食品部門で、一番最初に手がけたのは、コーヒー豆の輸入でした。
日商岩井は、若い人間にどんどん仕事をやらせる!!という気風があった。
“○○大学出ている”など、学歴は関係ない!!稼いだ奴が偉くなる!!という
言いか悪いかは別にして、とても分かりやすい会社。
20代の頃の僕は、いかに商売を作って、
いかに利益を上げるかということばかり考えていた。
でも、他人に頭を下げるのが嫌だったので、どうにか頭を下げずに
“福井さんからコーヒー豆を買ったら、こんな良いことがあった”
“福井さんと付き合ったらこんな良いことがある”と
言ってもらえるのかが、テーマだった。
つまり、財閥系の商社は、名刺で商売が出来る(系列店があるから)
が、コチラは人間力で商売でするしかなく人間力を磨けるかどうかが問われた。
Q.1996年 オーガニック食品を担当されていますが?
オーガニックは当時、商社が扱うような分野ではなかった。
当時のオーガニックは、宗教関係または政治がらみが多く、
『オーガニックをやりたい!!』と言っても『バカじゃないの』と相手にされなかった。
すごく成績も良く、エリートコースを歩んでいた20代の頃、
会社から、海外の大学に留学する機会を設けられ、
普通はハーバードなどへ行く所を、僕はインドネシア大学へ行った!!
そんな変わった選択をした理由は、楽できると思ったから(笑)
しかし予想に反して、そこは日本の大学の数十倍厳しかった!!
生まれて初めて、勉強を死ぬほどしました(笑)
その時に、見たくないものをいっぱい見ました…。
例えば、インドネシアから日本に輸出される際、
東京からバイヤーが来るのですが、
そのバイヤーは一切その食品を口にしないんです。
『なんで食べないの?』と聞くと、『こんな危ないもの食えるか』と言う。
養殖だから、抗生物質をいっぱい使っている訳ですが、
バイヤーが自分自身で食べたく無い物を日本に輸入してお金にするというのは
おかしいじゃないか?と素直に思った。
そもそも商社が扱う分野でなかったオーガニックですが、
商社が扱うことで逆に『お金になるんじゃ?』と周りに思わせる効果があったと思う。
…というお話でした。そんな福井さんのリクエスト曲は…
カラオケでよく歌われるという1曲。そして…
大学3年生で、“これからどういう人生を歩もうか?”
“社会で良い子のなるのか?社会に対して抗っていくのか?”と
悩んだ時期にすごく聴いていた曲。ということでコチラ…
福井栄治さんのリクエスト曲♪ここにしか咲かない花/コブクロ
♪オー・マイ・リトル・ガール/尾崎豊
投稿者 newsclub : 11:46 PM