スタッフ日記～６２～

どうも、番組スタッフの剣持です。

第６２回、今回のゲストは弁護士で評論家、コメンテーターの石丸幸人さん。
石丸さんは、大学ご卒業後、株式公開企業やIT企業に勤務しながら、
２６歳の時に弁護士を目指し、２回の挑戦で司法試験に合格！！
しかし、弁護士を目指すキッカケの１つに“飲酒運転による３度の逮捕！？”が
あるという、異色の経歴の持ち主。
今は、ヤミ金弁護士として目下ご活躍中です。

●新司法試験について

これは、とても悩ましい問題。

基本的に、数（人口）をどんどん増やして、その中で価格競争やサービスの
向上をはかり、質の悪い人には退場してもらう！！
…というのは、どの業界でも共通のあるべき姿で、
それを我々（弁護士）だけが、今まで入り口を制限して特権階級みたな感じだった。

それを変えるチャンス！！であると同時に、一方で…

ロースクールに通わなければいけなくなった為、
弁護士になるまでに掛かるお金や期間が確定してしまった。
（期間：法学部なら２年間、その他は３年間。お金：年間２００万くらい）
さらに、ロースクールの後に司法試験があって、
受かった後に研修期間が１年間ある。

なので、“弁護士になりたい！！”と思って行動を起こしてから、
ストレートにいっても５、６年はかかる計算になってしまう。

昔は、お金やバックグラウンドが無くても、
能力がある人なら短期間で結果が出る業界だった。

時間がお金が掛かる代わりに、
受かりやすくなった（２％→３０％）というのが、新司法試験。

●裁判員制度について

一番の問題は、“評議の秘密は言ってはダメ！！”というルールなので、
中で裁判官が何を言って、どれぐらい誘導しているのかを検証しようが無い！！

裁判所の広報は、良い事しか言わないが、国民の負担は相変わらずあると思う。

評議に影響しうる著名人はまず選ばれないだろう…

●ヤミ金について

ヤミ金＝違法な金利（年利で２９．２％を超える）で貸付をしている業者のこと。

債務整理をどうしているのかというと…
実は特別ルールがあって、この年利２９．２％を超えたところからは、
“借りたものは返さなくても良い”ということになっていて、
返したお金も回収できる！！
…ので、お金を取り返すのが、我々（弁護士）の仕事。

“借りたものは返そう”という道理には反しているが、
その道理を捻じ曲げてでも、違法な業者を撲滅させよう！！という
狙いで、あえてそうしている。

なのに、ヤミ金業者は今も増え続けている…

相談件数にして、ヤミ金に関するものが年間で５、６０件。
それ以外の借金相談は２０００件！！
個人も中小企業も国も…もう、借金大国ですよ…。

…と。そして、ヤミ金に関しては
『もう、一個一個潰していくしかない！！』と仰っていました。
今でもSMAP入りを夢見ていらっしゃるという石丸さん！！（笑）
とっても朗らかな方で、なんでも相談出来ちゃいそうな…
そんな雰囲気をお持ちの弁護士さんでしたねぇ！！
また、お話を伺ってみたいです！！

まとめ　・弁護士は、殿様商売をやめて、もっと身近な存在でなければいけない！！

石丸さんのリクエスト曲♪世界に一つだけの花/SMAP
　　　　　　　　　　　 　♪俺達に明日はある/SMAP

投稿者 newsclub : 05:31 PM