スタッフ日記～５９～

どうも、番組スタッフの剣持です。

第５９回のゲストは、『おひとりさまの老後』がベストセラーとなった
東京大学大学院教授の上野千鶴子さん！！
話題の最新刊『男おひとりさま道』について、お話を伺いました。

『男おひとりさま』

《おひとりさま》には３種類ある

その一、死別シングル
その二、離別シングル
その三、非婚シングル

“死別シングル”は、配偶者を喪失した痛手が大きく、立ち直れず
うつ状態になったりする…。仕事一筋で、交友関係のない男性は要注意!!
“離別シングル”は、今とても増えていて、年老いた親の面倒を一人で抱えた
中年男性の、高齢者虐待の温床になっている場合が多い。
“非婚シングル”これもまた増えている。
女の人とどう付き合ったら良いか分からない、付き合う努力をしない、面倒くさい…
という、非モテ系が急増中！！

男が自立するための“３点セット”

その一、経済的自立
その二、精神的自立
その三、生活的自立

これまでは、“生活的自立”が出来ない男と、
“経済的自立”の出来ない女がセットになっていた。これを“相互依存”という。
しかしこれは、“死別シングル”になった時のリスクが大きいのと同時に、
依存によるストレスで、“離別シングル”の原因にもなりうる。
３点セット揃った者同志なら、“１人でいることも出来るけど、
２人でいるともっと楽しい♪”になる。

男が自立するための“男の七戒”

その一、自分と相手の前歴は言わない、聞かない
その二、家族のことは言わない、開かない
その三、自分と相手の学歴を言わない、聞かない
その四、おカネの貸し借りはしない
その五、お互いに「先生」や「役職名」で呼び会わない
その六、上から目線でものを言わず、その場を仕切らない
その七、特技やノウハウは相手から要求があったときにだけ発揮する

同業者とはお友達にならない!!友達は利害関係の無い人の間で見つけた方が良い。
利害関係があると、純粋な友情は生まれない。

《おひとりさま》は、今でも《おふたりさま》に比べ数が少ないので、
結婚していった人達の方がアガリに見え、結婚しない《おひとりさま》は、
取り残されて欠陥品みたいに思われてしまう。
しかし、《おひとりさま》でも《おふたりさま》でも、長～い人生、
最後まで長生きしたら、どちらも同じ。

パートナーがいた方が楽しいこともあるし、いるとストレスになること往々にある（笑）

それでも長生きをしたら、否応なしにどちらかは必ず《おひとりさま》になるのだから。

…というお話でした。《おひとりさま》を歓迎する一方で、
“子供を産んで育てることも一大事業だし、なんでも経験してみた方が良い”と、
決して結婚を否定しない、上野さんの考え方はとても素敵だなぁと思いました。
“色んな選択肢・生き方があって良いんだ！！”と思うと、私も、
必要以上に卑屈にならずに済みそうです（笑）

まとめ　・結婚も友情も、依存し合わず、一緒にいて楽しい相手を見つける。

上野千鶴子さんのリクエスト曲♪闇夜の国から/井上陽水
　　　　　　　　　　　　　　 　 ♪イエスタデイ/ビートルズ

投稿者 newsclub : 04:53 PM