May 23, 2009 04:38 PM
スタッフ日記~28~
どうも、番組スタッフの剣持です。
第28回の今回は、起訴休職外交官で作家の佐藤優さんをゲストにお迎えし、
『情報戦術』について…また、『日本の外交』について、詳しくお話を伺いました!!
【情報収集のテクニック】
Q.ターゲット(情報を集める対象)と対面した時にチェックするポイントは?
A.相手が嘘つきかどうかということ。
(意図的に嘘をつくタイプの人間であるのか…
それとも、話を膨らませて言うタイプの人間であるのか…)
その為に、常識問題を出して基本的なデータについて
正確な知識を持っているかどうかをチェックする。
Q.情報を引き出す際のテクニックとは?
A.まず、信頼関係を構築すること(『こいつには喋りたいな』と思わせる)
そもそも人間には、“本当の事を喋ってしまいたい”という誘惑がある!!
(“秘密の99%は本人の口から漏れる…”と言われる事もある)
たとえ知らない情報でも、
『あれ!?知らないんですか?じゃぁ、他の人に聞きます。』などと、
プライドを刺激されると、調べてまでも教えてくれる(笑)
だから、『知らない』と平気で言えるのは、まさに情報のプロ!!
プロはまず、知ったかぶりをしない!!
そして、拷問に耐え得る事はまず無いとして…余計な知識を入れない!!
何でも知りたがる人は素人(笑)
Q.スパイの見分け方
A.どこにいるかのか分からないような目(視線)がたまに感じられる。
人の様子・話をジーッと伺っている、暗い感じの(草食系の)人物。
【日本の外交について】
『日本は海外に、完全になめられてます!!』
Q.日本は世界第二位の経済力があり、実力もある…なのに
何故なめられてしまうのか??
A.外交のプレイヤーである、外交官達が給料分の仕事をしていないから!!
(真面目に仕事をしている人がほとんどだが、)
人間性に問題のある人が、大手を振っていることも事実
(『外務省ハレンチ物語』徳間書店、参照)
一昔前の恐い政治家が、官僚の人事に手を突っ込めば、
官僚も悪さをしないのだが…
官僚の職業的な良心は、出世!!
たとえ給料を半分にしても、“出世させる”と言えば全員が手を上げて
志願するだろう…
そういう所だから、権力を勘違いしてしまう人が出てくる。
と…ここでは書ききれない、拷問の話や、官僚の生態、取調べの裏側など…
佐藤さんのお話は、本当に興味深く…その話ぶりに、
ついつい引き込まれてしまいました!!
しかしこれら全ては、ドラマや映画の世界のお話ではなく、現実のものなのだという事!!
ご自身を、『正真正銘の犯罪者でございます(笑)』とおっしゃった佐藤優さん…
『今、起訴されたら何パーセントが有罪だと思います?』という
質問の答えが、まさかの『99.9%』
『“被告人が無罪”というのは、ドラマや映画の世界でしかない!!』
どんなに正直に生きていても、いつ自分に火の粉が降りかかってくるか分からない…
という恐ろしさを実感いたしました。
まとめ ・情報の仕事は、“人間というのは、基本的に悪い奴だ”と思いながらやる!!
・ケンカをしないことが一番の防御策…
佐藤優さんのリクエスト曲♪大家(ダージャー)/一青窈
♪ノーサイド/松任谷由美
投稿者 newsclub : 04:38 PM