Feb01
1月31日(日)のゲストは・・・
1月31日(日)のTELゲストは・・・
山梨日立建機株式会社 代表取締役社長 雨宮 清さん
地雷は世界中で1億個以上が埋められていると言われています。内戦などが発生した国では現在も被害が後を絶たず、20分に1人の割合で被害者が出ています。
雨宮さんは94年に仕事で訪れたカンボジアで地雷被害者と知り合い「地雷除去機」の開発を決意しました。とはいえ地雷の知識ゼロからのスタートで、試行錯誤を繰り返し「一号機」の完成までに4年を費やしたそうです。
以来、建設機械の油圧ショベルをベースにした「地雷除去機」を次々に開発し、人手を使わない地雷除去作業を可能にして安全性を確保し、処理量も手作業の10~20倍と飛躍的に向上させました。
雨宮さんの会社で造る機械は、それぞれの国の地雷の状況を細かく調査して造るオーダーメイドが基本となっており、更に、現地の人々に対しては運転やメンテナンスの指導も行っています。
いままでにカンボジア、ニカラグア、アフガニスタンなど世界7カ国で70台が稼動しており、世界のメーカーの中でも群を抜く実績を誇りっています。
「かつての地雷原が、いまは農地に生まれ変わった」という報告を聞くのがなりよりも嬉しいという雨宮さんです。