Jan18
1月17日(日)のゲストは・・・
1月17日(日)のTELゲストは・・・
富山市のNPO法人『このゆびとーまれ』代表 惣万佳代子さん。
『このゆびとーまれ』は「富山赤十字病院」を退職した惣万さんたち3人の看護師が退職金をはたいて93年に開所しました。病院でいくら高齢者を助けても、退院先の老人ホームで孤独で淋しい生活を送る人たちを見て“病院で看護婦として働いていることの限界を感じた”のが設立のきっかけです。
県下で最初の民間人による高齢者在宅支援サービスいわゆる「デイ・サービス」施設でしたが、その後、障がい児の家族からの要望もあり、「赤ちゃんからお年寄りまで、障がいがあってもなくても誰でも必要な時に利用できるアットホームなケア・ハウス」へと発展しました。
高齢者、障がい者(児)、乳児、それぞれに補助金の窓口も違い、また専門家と呼ばれる人たちからも“一緒のケアは考えられない”と危惧する声もありましたが、惣万さんたちの実績から行政も柔軟な補助金の出し方をするようになり、「赤ちゃんからお年寄りまで一緒に預かるケア・ハウス」は「富山型」と呼ばれるようになり、全国の福祉関係者の共感を呼び、現在では590ヵ所以上に広がっています。
(※ 写真一番左が惣万佳代子さんです)