なでしこジャパンのW杯優勝が日本に元気 を与えたように、オリンピックでの日本選手の活躍も多くの方に勇気と感動を与えるはず。現地からは、少しでも多くの皆さんに、「自分 も頑張ろう」と思えるようなレポートや選手インタビューをお届けできたらと思っています。同時に、欧州債務危機が叫ばれる中で、英国 が、ロンドン市民が、どんな思いでスポーツの祭典を見つめているのかにも触れられれば、と考えています。ガンバレニッポン!
五輪に行くのは17歳からの夢でした。名前を 2回変え、覆面を9年かぶり、遠のくばかりだった夢が急に叶いました。今年で37歳。20年分の想いをロンドン五輪にぶつけます。
流した汗も涙も、全てはこの日のため。4年に 一度の大舞台、そんな選手達の気持ちに少し でも近づいて取材したいと思います。女子サッ カーのメダル獲得はもちろん、男子サッカーが北京五輪3連敗の借りをどう返すのか、期待し注目しています。
ありがとう!ロンドン
2012年8月15日
砂山アナとともにきのう帰国しました。夢の舞台・・・終わっちゃいましたが、38個のメダル獲得に立ち会えたことは、とてもいい経験になったと思います。
どこまで感動をお伝えすることができたかわかりませんが、今は「やり終えた感」でいっぱいです。
ロンドンオリンピックは、総じて言えば、いい大会だったと思います。一部で誤審もあったし、「道路や地下鉄が混乱する」との当局のアナウンスが効きすぎて、ロンドン中心部が閑古鳥状態になるなどの問題はあったものの、コンパクトでボランティアも行き届いていて、交通網もほぼ完璧で・・・英国の威信をかけて成功させるぞモードが伝わってくる大会だったように感じました。
私も砂山アナも、午前2時頃まで仕事をし、朝は7時すぎに出撃するハードな毎日でしたが、英国では、日本の記者クラブのような「見えない序列」もなく、公式会見ではトップを切ってバンバン質問できましたし、とてもフェアな状態で、ミックスゾーンの取材なども敢行できました。
さて、ロンドンオリンピックは閉幕しましたが、早くも次のリオ以降に向けて動き出しています。
ロンドン中心部のトラファルガー広場近くでは、ブラジルが9月半ばまで、ブラジルの歴史や技術を紹介するエキシビジョンを開催し、PRに乗り出していますし、日本も、ハイドパークコーナーにジャパンハウスを設置し、2020年夏季五輪招致に本腰を入れています。
おそらくアスリートたちも、4年後に向け、また練習の日々が始まるはずですし、次の大会に向け、またさまざまなドラマが生まれることでしょう。
文化放送でも、そうした動きを随時お伝えできれば・・・と思っています。(報道スポーツセンター 清水克彦)