なでしこジャパンのW杯優勝が日本に元気 を与えたように、オリンピックでの日本選手の活躍も多くの方に勇気と感動を与えるはず。現地からは、少しでも多くの皆さんに、「自分 も頑張ろう」と思えるようなレポートや選手インタビューをお届けできたらと思っています。同時に、欧州債務危機が叫ばれる中で、英国 が、ロンドン市民が、どんな思いでスポーツの祭典を見つめているのかにも触れられれば、と考えています。ガンバレニッポン!
五輪に行くのは17歳からの夢でした。名前を 2回変え、覆面を9年かぶり、遠のくばかりだった夢が急に叶いました。今年で37歳。20年分の想いをロンドン五輪にぶつけます。
流した汗も涙も、全てはこの日のため。4年に 一度の大舞台、そんな選手達の気持ちに少し でも近づいて取材したいと思います。女子サッ カーのメダル獲得はもちろん、男子サッカーが北京五輪3連敗の借りをどう返すのか、期待し注目しています。
感動の金、貫禄の金
2012年8月 9日
女子レスリング48キロ級と63キロ級の取材に行ってきました。会場の半分以上を日本の応援が占める中、見事に小原日登美選手と伊調馨選手が金メダル!!
この写真は試合開始直前の一枚(おやっ?何か気づきますか?)
さて話をレスリングに戻すと、小原選手は、51キロ級がオリンピックでは採用されないため、世界選手権で8度も優勝しながら、一度は引退し、復帰後も減量し階級を下げてロンドンを目指した苦労人。
55キロ級には、あの吉田沙保里選手がいるので、下げるしかなかったわけ。
それだけに今日の金メダルは感動もの。本人も涙、涙だったし、ご主人も私がマイクを向けると涙が止まらなくなりました。
一方、伊調選手は練習で足を痛めていても金。どの試合も危なげない女王の貫禄。
ただ、アテネと北京の金は、姉・千春さんとともに出場し、ともに金メダルを夢見てきましたが、今回は1人で出場し勝ち取ったもの。今回のメダル獲得は格別かもね。
さて、連日のメダル獲得はうれしい話ですが、そ亜うなると頭が痛いのが、IBC国際放送センターを出てホテルに戻れる時間が未明の2時とかになっちゃうことです。
もっと言えば、晩御飯をどこで食べるかの選択肢が全くなくなってしまうのです。
写真はIBC内の食堂。ごらんのとおり、夜中の1時や2時ともなると、さすがに24時間体制の食堂も閑古鳥。
それでも、ここで食べるしかないので、いつもピザだとか、日本人からすればわけのわかんない料理を、10~15ポンド(1200~1800円くらい)出して食べてます。
もういい加減、ピザは飽きました。あと3年は見たくないくらい。わけのわからん料理も何とかしてほしいです。(報道スポーツセンター 清水克彦)