なでしこジャパンのW杯優勝が日本に元気 を与えたように、オリンピックでの日本選手の活躍も多くの方に勇気と感動を与えるはず。現地からは、少しでも多くの皆さんに、「自分 も頑張ろう」と思えるようなレポートや選手インタビューをお届けできたらと思っています。同時に、欧州債務危機が叫ばれる中で、英国 が、ロンドン市民が、どんな思いでスポーツの祭典を見つめているのかにも触れられれば、と考えています。ガンバレニッポン!
五輪に行くのは17歳からの夢でした。名前を 2回変え、覆面を9年かぶり、遠のくばかりだった夢が急に叶いました。今年で37歳。20年分の想いをロンドン五輪にぶつけます。
流した汗も涙も、全てはこの日のため。4年に 一度の大舞台、そんな選手達の気持ちに少し でも近づいて取材したいと思います。女子サッ カーのメダル獲得はもちろん、男子サッカーが北京五輪3連敗の借りをどう返すのか、期待し注目しています。
ロンドン取材、ただいま準備中
2012年7月 5日
私たち文化放送取材陣は、7月23日に成田からロンドンへ入ります。
オリンピックは、どの大会も、特に前半に、競泳、柔道、体操など、メダル期待の種目が集中するので、現在、「この日は誰が、どの競技を取材するか」、そして、注目の種目が重複した場合、「どちらを優先するか」思案中。
前回の北京大会は、金メダル9個をはじめ26個のメダルを獲得したニッポン。今度のロンドン大会では、前々回のアテネ並みの金15個を目指し、選手の数を絞って、大会に送り込みます。
北京とは違い、野球、ソフトボールといったメダルの期待がかかる種目がなくなりましたが、これまで、さまざまな競技の代表選考会やプレ大会を取材し、私たち取材陣も、「これはいける!」と感じています。
今日は、レスリング女子フリー55キロ級でオリンピック3連覇を目指す吉田沙保里選手らが、総理大臣官邸を訪れ、
「日本の皆さんに元気を与えるため、何としても金メダルを獲りたい」
と述べましたが、その思いは、私たちも同じ。
大会期間中、トップアスリートの活躍を、会場の感動と興奮を、ダイレクトにお伝えできれば・・・と考えています。
「世界一のタイトルは偶然得られたものではない。勝ちたいと思い続けたからこそ手にすることができた」
とは、さきほどの吉田選手の弁。私は、先のW杯国別対抗戦で、連勝が止まり、涙する女王の姿も見てきました。
舞台に立つアスリートの姿は、涙と歓喜を経験してきた証。本番での活躍は、汗と涙の量に比例するはずです。
単に勝ち負けだけでなく、個々のアスリートの生きざままで掘り下げられるよう、私たちも微力を尽くします!
文化放送の各番組でレポートする3人のレポーターは、それぞれ、注目している種目があります。
砂山アナは、ニッポンのお家芸である柔道、体操、トランポリン、それに女子マラソン。了戒さんは、サッカー取材のスペシャリストです。
私は、元来、報道記者で、フィギュアスケート、ノルディック純ジャンプ、高校野球(・・・どれも夏季オリンピックにない種目ばっかりやないか)を愛する人間ですが、競泳や女子レスリングを中心に、アスリートの表情などをお伝えできれば、と思ってます。
問題は、オリンピック取材期間中に、高校野球地区大会があること。
負けたら寝込んじゃうもんね。母校が2年連続の甲子園出場を決めて、ロンドンではたくさんメダリストが誕生する・・・そんな都合のいい青写真を描きながら、日々、準備してまーす。 (報道スポーツセンター 清水克彦)