12月11日放送 陸上競技専門フリーライター・寺田辰朗さん
(運営されている「寺田的陸上競技web」は1日1万アクセス以上)
もともと陸上競技マガジンという専門誌に10年以上いて、そこを辞めフリーで活動していて、取材してインプットして面白いと思う情報が多く、1日3、4回更新していますが書ききれません。
(戦国駅伝と呼ばれる大学駅伝の現状について)
エースクラスの選手が分散化したことと、どこの大学も強化のノウハウがしっかりしてきたことでこうした状況が生まれたと思いますが、今年は一段とすごい戦国駅伝といえます。
例年では優勝候補は2、3校に絞れるのですが、今年は絞りきれないですね。
東洋・早稲田・駒澤・日体大・山梨学院・ダークホース的存在として明治・そして(出雲・全日本優勝の)日大が今年の優勝候補ですね。
(エントリー漏れで主だった選手について)
早稲田の去年4区区間新の三田選手、2万m28分台の記録を持つ中山選手ですね。
(エントリー発表での)早稲田渡辺監督の「エース区間以外であれば、実績のある選手よりも地味でもコツコツと努力した選手を使った方がいい」との言葉を聞いて、箱根駅伝の監督らしくなってきたなあと思いました。それを考えるとエース以外も今年の早稲田はやるのではないかと思います。
(レース展開はどうなるか)
日大のダニエル選手がどこの区間で起用されるかによって違ってきますね。
2区ダニエルなら日大はここで突出しますね。ただ、1区出遅れることが多いと堀込コーチも気にしていたので、(ダニエル2区に加え)1区にもかなり強い選手を持ってくるのではないでしょうか。
一方で、5区ダニエルなら、4区までの日大の選手がそれまでにどれくらいで持ってくるかが注目です。その結果によっては、東洋の柏原選手とダニエル選手のすごい戦いが見られると思います。