佐久長聖高校 両角速監督 (12月1日・2日放送)
(監督就任時について)
部員もいませんし、練習場所もまったく無いような状況での
スタートでした。ただ、ゼロからスタートできるという、
逆の意味でやりがいがありましたので、要請を引き受けて
良かったと思っています。
学校も協力的ですし、その辺は本当に感謝しています。
(指導方針について)
あくまでも高校生のクラブ活動ですので、いいチーム作りをする
ということを常に頭に置いて指導しています。
その中でも選手にいっていること、1つは『お互いに競い合う』、
次が『お互いに支え合う』、3つ目が『お互いに励まし合う』。
これをモットーとして、チーム作りをしています。
選手としてこれから伸びてゆく高校生の場合、
いろんな人から力をもらうということが大事になってくるので
苦しい中、一緒に頑張っている仲間を大事にして欲しいですし、
自分だけに囚われない中から新たなエネルギーが
でてきますので、そういう力を求めてきた結果が
今の成績につながっているのかな、と思います。
(同タイム準優勝だった2007年の全国高校駅伝について)
悔しさはあったんですけど、それよりも子供達が
力を出し切ってくれたことにものすごく満足しました。
結果的に同タイムで準優勝ということになり、子供達は
悔しくて泣きましたが、私としては良くここまでやったなと
伝えたかったですね。
すぐにミーティングを開いて、「2時間3分台で負けたんだから
次は2分台だぞ」という話をしました。
幸いなことに7人のメンバーのうち、5人が残ったので
彼らが核となって、さらに強固な団結力のあるチームを
作ることができました。
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佐久長聖高校から羽ばたき、箱根で活躍する選手たち。
彼らの話になると、非常に温和な“お父さん”の顔になる
両角監督。「手のかかる、個性の強い選手が好き」と
個性が強かった?選手の話や、クロスカントリーコースを
1年がかりで手作りした話など、さまざまな貴重なエピソードも
語ってくれました。
両角監督は今後も、手塩にかけた選手たちの未来を
明るく照らしつづけることでしょう。