毎週火曜~金曜 20:10 - 20:15
「センパツ!」内
文化放送では新春1月2日、3日に行なわれる
第86回東京箱根間往復大学駅伝競走を実況中継いたします。
この番組は箱根駅伝に出場する大学、学生ランナー、そしてすべての関係者を応援し、
紹介していく番組です。
2009年12月31日

早稲田大学 尾崎貴宏主将 (12/30放送)

今年主将をして、経験できないこともしたし、見えないプレッシャーもありました。
競技者として得たものは大きかったし、人としてたくさんのことを学びました。
キャプテンをやるうえで一つ決めていたことは、「自分の考えを人に押し付けないこと」。
人それぞれ価値観・競技観があるので、それを壊したくはないし、それを壊してしまっては個々が
成長できないと思います。選手一人一人に自覚を持ってやってもらえるように声をかけてきたし、
みんなが自覚を持って行動してくれて、そういうチームになってきたと思います。

これほどチーム一丸となって臨める大会も少ないし、それだけ価値のある大会だと思います。
箱根は、最初は出たい、とにかく走りたいと思っていました。最後はしっかりとやりたい。
「いろいろな方にお世話になっているので、そんなお世話になった方に恩返しがしたい」という
思いが年々強くなってきています。早稲田の歴史・伝統も日頃から感じていて、注目度も高い
ことは感じています。

チームとしては優勝を目標にこの1年やってきました。
順位は他のチームがあることなのでどうなるものでもありませんが、とにかく今自分たちが
できることをしっかりやって、ベストパフォーマンスを出したい、それを徹底できれば結果は
かなりいい線に行くと思います。
毎年層が厚いと言われますが、いつも故障者が出たりしてギリギリになってしまいます。
今年も層が厚いわけではありませんが、1年から4年生まで、箱根・チームに対する思いは
しっかりしていると思うので、それを最後に発揮したいですね。

区間に特別なこだわりはありません。監督・コーチに任せてもらった区間をしっかり走り、
与えられた仕事をしっかりこなすだけです。どんなレース展開になっても自分の力は
発揮したいと思いますが、そういった意味での不安はあります。
謙虚さを持つためには不安があるのも必要。不安がない状態は逆に怖い、不安があるから
最後まで気を抜かずにやろうという姿勢になります。どうなるかはやってみないと分かりません。
 
総合2位が2回続くのもなかなかできることではありませんし、自分たちのできることを悔いの
残らないようにやるだけです。前々回の2位は勝ちに等しい2位でしたが、前回は負けの2位。
僕たちは悔しい思いをしましたし、その思いは今の2年生以上には浸透していると思います。
前回と今回は全然違うチームだが、「今年こそ!」の思いがあります。

2009年12月28日

「箱根駅伝への道」 今週の放送予定

12月29日(火) 区間エントリー発表
12月30日(水) 早稲田大学 尾崎貴宏主将インタビュー
12月31日(木) 早稲田大学 矢沢曜選手インタビュー

<直前特番>
1月1日(金) 川嶋伸次さんが今大会を占う!

2009年12月27日

東洋大学 酒井俊幸監督(12/25放送)

(学生時代の箱根駅伝の思い出)
学生時代、三度箱根駅伝を走りましたが、私自身として非常に悔しい、
そういう思い出が強いですね。スタートラインに立つまでに足が痛かったり、
貧血になったりとかベストなコンディションで臨めることが非常に少なかった大会です。
トラックでは(10000m)28分台、インカレでも入賞していたんですけど、
やはり箱根駅伝はそんなに簡単なコースでもなく、あれだけ注目の浴びる大会ですので、
一年二年で準備できるものではありません。
やはり長期スパンで、箱根路を走れる脚と箱根路のコースを克服できる強い心と
そういった準備がちょっと足りなかったのかなと今振り返ってみると思いますね。

(指導者としてのポリシー)
基本的には選手は一人一人箱根や夢や目標として入部してきてます。
本当は全員箱根を走らせてあげたいと思いますが、
やはり力のある者、強い者が箱根を走ると思います。
その強くなる選手はどういう選手が強いのかというと
当たり前のことをしっかりと当たり前にできる選手だと思いますので、
やはり普段の自分にいかにして勝つか、克己心という言葉を
生徒にも言いながら指導しています。

(就任後最初に気を配ったことは)
まずは故障者をなくすこと。それがチームの底上げにもつながります。
前回大会の主力の卒業生が四人いました。
いずれも往路の主要区間、そして復路の区間賞を走った。この穴は非常に大きいです。
人数的には埋まりましたが、その中で3区を走った大西智也、柏原が本当に頼れる、
そんな存在の彼がいなくなったのは非常に大きいです。
そこは本当に一人一人がレベルアップをし、チームが底上げをし、
総合力でカバーするしかないかなと思っています。

(出雲・全日本を通して箱根への手ごたえ)
(出雲)3区で出遅れたんですが、そこから立て直したところに
勢いが出てきたのかなと思いますし、また最後早稲田と競り合って
3番以内に入ったっていうのは大きいですね。
出雲も全日本もいずれも1区は柏原です。
彼を1区に起用したことによって流れを作り、そして前の方で
レースができたのがあったからこそ3番、2番になれたと思います。
ただ2番でもやはり出雲同様、最後は明治大学と接戦で競り勝って
また順位を上げることができました。そこにまた今年のチームの底力が
見えてきたのかなと思っています。

出雲は3位、全日本は2位。周りが注目するのはその上だと思っています。
もちろんディフェンディングチャンピオンとして優勝というのは
意識せざるを得ないと思います。
ただ、闇雲に“優勝、優勝”ではなく、優勝争いを狙うんだというスタンスの下に
しっかりと地に足をつけながら謙虚さを持って臨んでいければ
チャンスはあるのかなと。ただし、自分達のレースが出来なければ、
優勝争いどころかあっという間に二ケタ順位に
なってしまう危険性もあるのは今回の箱根だと思います。

2009年12月27日

東洋大学 柏原竜二選手、酒井俊幸監督(12/24放送)

(プレッシャーは感じているか)
やっぱり優勝したというプレッシャーはあると思うんですが、
優勝したからこそのプレッシャーがあるわけであって、
優勝しないとこんなプレッシャーは味わえないですし、
そのプレッシャーが本当にいい感じになってくれたらいいなと思っています。
実際自分は本当に結構楽しくこのプレッシャーを感じていると思うので、
本番も楽しく走れたらいいなと思っています。

(酒井監督の印象について)
新体制になって新しい監督になって、去年は川嶋さんがやっていたので
川嶋さんが選んだ新監督であれば、ついていって間違いないと思います。
信じていれば結果が必ず見えてくると思うので、
自分は自分のやるべきことをやっていきたいと思います。

(箱根への抱負)
もうここまできたらやることはひとつだと思うので、
一日一日やることをしっかりやって当日迎えればいいかなと思います。
自分がちゃんと走ればチームのためにもなってくるんで、
まずは自分のためにがんばりたいと思います。

<酒井監督が持つ柏原選手の印象について>
(柏原選手の高校時代に)一緒に走りましたし、タスキを渡したこともあります。
福島県の代表として臨んだ地方の駅伝なんですけれど、
彼が3年生で1区の区間賞の時にはコーチとして見ていました。
(福島県選手権では)5000mは彼とはかなり走っているんですが、
全勝ですのでこのまま逃げようかなと思ってます(笑)
(10000mで)高校生で負けたのは唯一彼だけなんでね。それも今は縁を感じています。

(大学二年になって)
まず体も成長しています。非常に筋肉もついてますし
体もできつつあるので見た目の違いもあるんですけど、
心の方も去年はやはり、上級生の2年生になって、
自分がチームのエースとして自覚が出てきて、
心も変わってきてるんだなという風に思いました。

(ズバリ柏原選手は何区?)
もちろんチームの主要区間(ポイント区間)を走りますが、
往路に行く可能性の方が高いと思います。
ただやはり、柏原だけでは勝てません。
他の選手の見極めをした上で、往路の主要区間で使いたいなとは思っています。
特に2区・5区が有力だとは思いますが、
他大学の動きを見ますと5区に柏原がいるだろうということで
前半に非常に力のある選手を起用する大学が非常に多いです。
もう公言している大学もあるようです。
ここからはもう戦いが始まっているんだなと思っています。
駅伝は流れが鉄則ですので私もそこはギリギリまで見たいなと思っています。

2009年12月23日

明治大学 石川卓哉主将 (12/23放送)

(明治に入ろうと思ったきっかけは)
やはり西監督の存在が大きかったです。体が出来ていなかったので、強いチームで始めから
練習量も質も高い練習をやるより、自分のペースでできるチームを選びたいと高校時代の先生と
話していました。西監督の人柄もですが、西監督に色々聞いて、部の雰囲気もすごくよさそう
だと感じましたし、これからどんどん強くなっていくチームだと思えるところがありました。

(同級生と立てた目標は)
自分達の代から本格的な強化が始まった学年と聞いていたので、4年になったときに
優勝争いに参加できればと話していました。大学生でやるからには箱根駅伝で頂点を
目指したい気持ちという思いと、学生のトップクラスを目指したいという気持ちがありました。
しっかりと努力していければ自ずと箱根駅伝での頂点が見えてくるかなと思って、
努力をするように心がけてきました。
他の強豪チームの人たちと対等に渡り合えるとは思ってはいませんが、
すくなくともチャレンジできるだけの力は付いたのではないかと思っています。
やっと自分達の力で挑戦権を手に入れることができたと感じています。

(前回の箱根は)
体調が万全ではないけれど、できるだけタスキをつないで、みんなの力になれたら
いいなと思っていました。まさか自分が2区になるとは思っていませんでした。
監督がこれからのことを考えてしっかり自覚を持たせてくれようとしたのだと捉えています。
2区はエース区間なのに、エースの働きはまったくできていませんでした。
タスキを繋げて結果的にシード権をとることが出来て嬉しかったです。
4年目の箱根だけは故障せずに万全の状態で挑んで、今度はエース区間で稼ぐ側に
なりたいなと思うようになりました。


(出雲を振り返ると)
自分の中では出雲の失敗は、良い意味で、すごく大きかった。メディアの人たちから
期待されたりして、今までつけてきた自信が過信に変わりかけていた部分がありました。
ちょっと嫌な予感があったので、出雲みたいな大きな舞台で失敗することで得られるものの
ほうが大きいと思っていました。
あの失敗で頭を冷やすことができたのが、全日本の3位という結果に繋がったと思います。
いい流れに変えて次につながるようにしたいし、より結束が高まったのも事実です。

(紫紺のタスキとは)
明治のユニフォームに憧れて入り、タスキをかけるのもこれが最後になってしまいます。
下位で繋ぐのではなく上位で繋いで、応援している人たちの期待を裏切らない走りをしたいです。
最高の思い出になるように、4年間で一番追い込むレースにしたいと思っています。

2009年12月22日

明治大学 西弘美監督 (12/22放送)

(前回、シード権を獲得して)
43年ぶりということで、非常に嬉しく感じました。
シード権をとったことに満足することなく、さらに上へと思えるようになっています。
昨年の予選会も含め、全ての選手がベストの状態ではない中のシード権は大きかったです。
みんなで勝ち取った、それだけ層が厚くなったと言えます。
予選会があると一度20キロのピークを作らなくてはならず、例年は9月に入ると予選会を見据えた
練習になっていました。シード権を得た今年は、じっくり幅を持たせて練習する事ができました。
(チーム状況は)
今までで一番充実したチームに仕上がりました。
残された期間の中で磐石の体調で走れるよう全力で準備したいと思っています。
松本昂大は少しずつ上がってきているので、あと3週間弱のなかでしっかり調整してくれるの
ではないかと思っています。
(今のチームにおいてエースは)
取りこぼしの無い堅実な走りをするので、キャプテンの石川には信頼を置いています。
(鍵となる選手は)
選手より区間だと思います。鍵となるのは5区、6区です。
(前回走って実績のある8人を主に選ぶのか)
現在で1番調子のいい子を選んでいきます。前回走ったからとかは関係ありません。
(レースプランは)
スタートから上位につけて常に上位集団でレースを進めていってもらいたいです。

2009年12月21日

「箱根駅伝への道」 今週の放送予定

12月22日(火) 明治大学 西弘美監督インタビュー
12月23日(水) 明治大学 石川卓哉主将インタビュー
12月24日(木) 東洋大学 酒井俊幸監督インタビュー
12月25日(金) 東洋大学 柏原竜二選手インタビュー

2009年12月20日

山梨学院大学 上田誠仁監督 中川剛選手(12/18放送)

山梨学院大学 上田誠仁監督
もう1回挑戦して自分達の精一杯の戦いをするという意味でスローガンを「再挑戦」にしました。
そこで、3位とかシード権を目指すのではなく優勝を目指すという覚悟で、
生活と練習を見つめ直してやっていこうと歩んできました。

その結果として表れたのが、まず出雲。序盤出遅れたもののアンカー手前でトップを奪い返し
自分たちの力を確認できました。続いて全日本。コスマス抜きという不利な状況のもと、
留学生頼みという周りの評価を覆すチャンスととらえ戦った結果、5位シード権を獲得できました。
再挑戦というスローガンのもと、着実に根を張り・幹を育ててきたので、
後は箱根で葉を茂らせ花がなり実がなるかという勝負をしたいと思います。

スーパーエースで取り戻すことのできるチームではないので、粘り強くしつこくレースの流れの中にいて主導権を握ることができるかという厳しい戦いになるでしょうが、その中で勝ち残っていきたいと思います。出雲全日本では1区で出遅れましたが、もう少しいい位置でくれば自分たちのリズムは取りやすくなると思うので、(箱根では)新山梨学院の戦いを見ていただきたいと思います。

山梨学院大学 中川剛選手
(今シーズンどういうテーマで練習に取り組んだ)
副キャプテンとしてチームを引っ張っていくということを目標にやってきました。
(今年のチームはどんなチーム)
一人一人が結果を出していかなければならないという気持ちになって、
それがチームとしてしっかり動いているチームであると思います。
(大学4年間の陸上生活を振り返って)
2年の時に走った箱根では10区で区間下位という悔しい思いをして、
それで1年前3年の時には(9区で)区間賞を取ることができて、
次は総合優勝しかないと思っているので頑張っていきたいと思います。
(上田監督への思い)
自分の人生を変えていただいた監督なので、最後箱根でしっかり結果を出して
恩返しできたらと思います。
(箱根への決意は)
最後なので、楽しんで走ることと・応援してくださる人への感謝の気持ちを持って
優勝をめざして頑張りたいと思います。

2009年12月18日

東京農業大学 外丸和輝主将 (12/17)

(これまで2年、3年と2区を走って)
難しいなと思いました。最後の登りっていうイメージがみんな強くあると思いますが、
その前の権太坂が自分の中ではすごい面倒くさいなって感じがあります。
最後3キロきついのはわかるんですけど、その前でやりすぎるとちょっと後半登れなくなりますし、
抑えすぎてもだめですし、そのあたりのギリギリのラインが難しいなと思います。

(反省点)
エース区間で自分は4番くらいで渡そうとイメージして走っていましたが、前回はエースが他の
区間に散らばっていました。各チームのエースが2区だったのなら4番でよかったと思うのですが、
順番にこだわりすぎてちょっと稼いであげる分が少なくなってしまいました。

(前回シード権を目前で逃して)
悔しかったですし、呆然としていた感じですね。

(箱根路とは)
よくみんな言いますけど、恩返しの場であると思っています。
大学生活で一番でかい大会なので、これに向けて協力してくれる人たちがいるから、
ここに向けている選手たちもいるので、絶対返さないといけないと思います。
だから今年は見ている人、協力してくれている人たちを興奮させられるような走りがしたいです。

(区間順位、タイムの目標は)
個人目標とかはあまりないのですが、1番で次に渡すことが自分の目標です。
どんな選手がきても、それが自分の絶対の役割だと思うので、それをやりたいと思っています。
そういう自分の走りをできれば個人目標としてもついてくると思うので、そっちの方を重点にして
終わってから自分個人で喜びたいと思います。

2009年12月16日

駒沢大学 高林祐介主将 (12/16放送)

(前回まさかのシード落ちを振り返って)
信じ難かったです。原因を振り返ってみたら若干の隙が見えました。
チーム内での競争がほとんどないような状態でした。
メンバーは固定というとおかしいですが、ここは俺だからみたいな所がありました。
勝っていたときは、ちょっとでも気を抜くと代えられる緊張感がありました。
去年はそういう緊張感がほとんど無いに等しく、安心してしまいました。

(今シーズン、出雲、全日本を振り返って)
失敗はあっても原因がはっきりしていたし、それに対しての修正はできていました。
夏合宿の後半から結構ガツガツと練習していて、自分の中では余裕を持ってやっていると思って
いても、体にじょじょに積み重なっていってしまいました。
それが出たのが出雲の1区11位でした。
今回の全日本では、前回箱根みたいに突っ込んである程度粘れました。
どの順位からでも自分の力をそれなりに出せると感じたので、うまく箱根につながると思います。
試合をクリアしていくごとに、自分自身の調子をあげていければと思っています。
今まではそれがうまくいかなかったので去年辺りからの目標でした。
ここまでかなりうまく段階を踏んでやれてきています。

(今までにない体験として出雲と全日本の間に予選会を走って)
試合が1つ増えるので懸念はありましたが、出雲の5日後の予選会でそれなりにまとめることが
できて、出雲での失敗を挽回する場があって逆にありがたかったです。プラスにできました。

(チームと個人の目標)
チームとしては、前回シード落ちしてやっぱり悔しい気持ちをずっと持って1年間やってきました。
しっかりリベンジできるように、自分たちの力以上のものは出さなくていいと思うので、持っている
ものをしっかり出せば結果もついてくると思います。
個人としてはチームメイト、特に後輩に少しでもなにかを伝えられるような走りをしたいです。

2009年12月15日

駒澤大学 宇賀地強選手 (12/15放送)

(出雲駅伝区間賞の5日後に予選会、中二週間での全日本も区間賞、タフさの秘訣は)
ぼくは試合が好きなので気にせず走っていただけです。
やっぱり予選会のときは結構キツかったが、その後は2週間空いたので
特に問題なく走れました。

(厳しい日程でも予選会でしっかり結果を出すのはさすがですね)
結果と言っても結局個人全体9位でしたし、まだまだ全然です。
チームでも3位だったわけで、そんなにいい結果でもありませんでした。

(安定した力を出す秘訣は)
監督やコーチとしっかり相談した上で練習メニューを立てて、その中でしっかり計画的に
練習をこなしていくことです。それをしっかりできたという自信が試合でも支えになってくれます。

(これまで3年連続で走っている箱根の2区とは)
よくも悪くも一番走り甲斐のある区間なのかなと感じます。
1年生のときに自由に区間を選べと言われたら、1区とか3区だったかもしれないです。
今は3回走っているので、2区が1番やりたいです。

(去年は11人を抜き、チームの順位を19位から8位まで上げる快走でした)
情けない走りでした。スタートから守りに入ってしまって力を出し切れず、
終わった後もモヤモヤが残ったレースでした。
10人も前にいるような位置でもらった時点で、チームとして全然成り立っていなかった。

(2区で起用されたらどんな走りをしたいですか)
去年出し切れなかったという思いがすごくあるので、今年はしっかり自分の力を出し切る走りを
したいです。ただ、それだけだと自己満足で終わってしまうので、観ている人、駒沢のファン、
たまたま観ていた人でも、駒沢大学は強いなって思われるような走りをしたいです。

(チームとしての目標)
チームとしてまだまだ出し切れてないレースが続いているので、チームとしても現時点の力を
精一杯出し切れたらいいなと思っています。
これから一ヶ月間で強くなれというのは確実に不可能なことなので、本当に単純なことを、
今風邪流行っていますし、そういうことなくスタートラインに120パーセントの力を出し切れる
体調で立ってくれればいいかなと、自分自身も含めてそう思っています。

2009年12月15日

「箱根駅伝への道」 今週の放送予定

12月15日(火) 駒澤大学 宇賀地強選手インタビュー
12月16日(水) 駒澤大学 高林祐介主将インタビュー
12月17日(木) 東京農業大学 戸丸和輝主将インタビュー
12月18日(金) 山梨学院大学 上田誠仁監督、中川剛選手インタビュー

2009年12月13日

12月11日放送 陸上競技専門フリーライター・寺田辰朗さん

(運営されている「寺田的陸上競技web」は1日1万アクセス以上)
もともと陸上競技マガジンという専門誌に10年以上いて、そこを辞めフリーで活動していて、取材してインプットして面白いと思う情報が多く、1日3、4回更新していますが書ききれません。

(戦国駅伝と呼ばれる大学駅伝の現状について)
エースクラスの選手が分散化したことと、どこの大学も強化のノウハウがしっかりしてきたことでこうした状況が生まれたと思いますが、今年は一段とすごい戦国駅伝といえます。
例年では優勝候補は2、3校に絞れるのですが、今年は絞りきれないですね。
東洋・早稲田・駒澤・日体大・山梨学院・ダークホース的存在として明治・そして(出雲・全日本優勝の)日大が今年の優勝候補ですね。

(エントリー漏れで主だった選手について)
早稲田の去年4区区間新の三田選手、2万m28分台の記録を持つ中山選手ですね。
(エントリー発表での)早稲田渡辺監督の「エース区間以外であれば、実績のある選手よりも地味でもコツコツと努力した選手を使った方がいい」との言葉を聞いて、箱根駅伝の監督らしくなってきたなあと思いました。それを考えるとエース以外も今年の早稲田はやるのではないかと思います。

(レース展開はどうなるか)
日大のダニエル選手がどこの区間で起用されるかによって違ってきますね。
2区ダニエルなら日大はここで突出しますね。ただ、1区出遅れることが多いと堀込コーチも気にしていたので、(ダニエル2区に加え)1区にもかなり強い選手を持ってくるのではないでしょうか。
一方で、5区ダニエルなら、4区までの日大の選手がそれまでにどれくらいで持ってくるかが注目です。その結果によっては、東洋の柏原選手とダニエル選手のすごい戦いが見られると思います。

2009年12月12日

エントリーメンバー 詳報

今回、エントリーを外れてしまった有力ランナーは以下の通り。


<東洋大学>
釜石慶太主将(4年)、川上遼平選手(2年)

<早稲田大学>
三田裕介選手(2年)、中山卓也選手(2年)

<山梨学院大学>
松本葵選手(4年)

<中央大学>
梁瀬峰史選手(4年)


>>>エントリーメンバーはこちら

2009年12月11日

中央大学 大石港与選手 (12/9放送)

(箱根について)
1年時5区で走る予定でしたが、欠場しました。本番は3区上野さんの付き添いでした。
スーパーエースの最後の箱根を間近でみられるのは自分しかいなかったので、
いい経験になりました。
前々日に体調を崩されましたが、何があっても俺が走るという上野さんの気持ちを感じました。
前回の5区はきつくて前半から覚えていません。
箱根の大きさを感じましたし、緊張もしていました。
その経験が、今回にプラスになると思います。

(全日本について)
前半、出雲と同じようにチームは出遅れましたが、予想はしていました。
一人ひとりが失敗しないことを考え、個人個人がしっかり走っていました。
シードよりも自分のできることを精一杯やろうと思っていました。
シードがとれてよかったですが、駒澤を抜いたのにはびっくりしました。
実感がないですし、たまたまだと思っています。
前半は慌てずに走りました。
後半になっても思いのほか動けたので、それが好結果につながったと思います。

(目標 希望区間)
チームは3大駅伝3位以内という目標を設定しています。
大手町のゴールを笑って迎えるには、個人が自分の走りをしっかりすることだと思います
できることをして100パーセントの力を出し切りたいです。
出雲全日本では平地で結果をだしたので、2、3、9区に行きたいですが・・・。
5区になったら前回の悔しさを晴らします。

2009年12月11日

中央大学 浦田春生監督 (12/8放送)

(出雲・全日本の戦いについて)
出雲全日本ともに厳しい戦いという予測でした。
他大学の強い選手に匹敵する選手はいませんが、
たすきを強い気持ちでつなぐという方向性が出たと思います。
全員で力をつけようと取り組んできました。
今年の前半は厳しい状態が続いていましたが、
夏合宿に選抜していった選手が精力的に距離をふみ、ある程度の練習ができました。

(箱根について)
新体制ができた時に、3大駅伝3位以内を目標にしました。
厳しいとは思いますが、出雲全日本のようにつなげる駅伝ができれば目標に近づけるでしょう。
5、6区には前回経験者がいます。
出雲全日本ではエースのところで差がついたので、
ここをしのげるかどうかがポイントになると思います。
前回は100パーセントの力をだしきれず悔しかったので、
今回は選手が力を出し切れるようにしたいです。

2009年12月06日

「箱根駅伝への道」 今週の放送予定

12月 8日(火) 中央大学 浦田春生監督インタビュー
12月 9日(水) 中央大学 大石港与選手インタビュー
12月10日(木) 各チームエントリー発表 詳報
12月11日(金) 陸上競技専門フリーライター・寺田辰朗さん電話出演
>>>陸上競技が10倍面白くなる 寺田的陸上競技WEB

2009年12月05日

早稲田大学 佐々木寛文選手電話生出演 (12/4放送)

(昨年の高校駅伝初優勝について)
2年生のときに同タイムでの2位で悔しい思いをしての優勝だったので、思い出に残っています。

(キャプテンとして大変だったことは)
僕自身ケガが多く、チームに迷惑をかけてしまって、チームメイトに助けてもらいながら一年間頑張ることが出来ました。

(2年生のときの同タイム2位は)
悔しかったです。もう少しでも頑張っていればという思いがあります。

(翌年は2位に大差をつけての優勝。相当練習しましたか)
史上初めて2時間3分台でも優勝できなかった。ならば2時間2分台を出して優勝するしかないと監督にも言われ頑張りました。

(早稲田に同じ佐久長聖から入学した平賀選手とともに、出雲、全日本に出場。一時はトップを走りました)
たまたま回ってきた位置が良かっただけだと思いますが、良い経験にはなったと思います。

【両角監督から佐々木選手へ】
大学入学当初はあまり調子が上がらず、少し心配していました。夏合宿をしっかりやって、秋口から走れてくればいいからあまり焦るなと言いました。結果その通りになって出雲でいい走りを見せて、それが全日本の走りにもつながってきた。早稲田の中で箱根のメンバーになるのは大変だと思うが、しっかりメンバーに入ってチームに貢献してほしいと思います。

(いかがですか)
この通りのことを心に留めてやってきました。出遅れてしまった分を秋シーズンにぶつけられていると思うので、これからもこの調子で行きたいです。

(早稲田はやはりレベルが高いですか)
強い人ばかりですが、自分からこの環境を求めて入学しました。この環境にいることで強くなれると思う。厳しい環境で頑張ることが大切だと思います。

(千葉出身ですが、なぜ佐久長聖に)
両角先生が声をかけてくれて、高校見学にも行きました。そのときに先生が「一緒に強くなろう」といってくれたのが決め手になりました。

(早稲田の夏合宿はどうでしたか)
高校時代と違い期間も長く、1階に走る距離も長いので不慣れなところもありましたが何とかついていくことが出来た。それが今につながっているのではと思います。

(ライバルはいるか)
高校時代のチームメイトですね。他大学の選手も、平賀もです。高校時代も切磋琢磨してやってきたメンバーなので、大学に入ってもその気持ちは変わらず持ち続けています。

(箱根での大学、個人の目標は)
大学としてはもちろん優勝を目指します。個人としては、それに貢献できるよう、任されたところをしっかり走りたいです。

2009年12月05日

東海大学 村澤明伸選手電話生出演 (12/3放送)

(箱根駅伝まで1ヶ月。手ごたえは)
全日本以降、順調に練習できています。

(佐久長聖高から東海大へ。何か違いを感じたか)
高校のときとは練習が全く変わり、最初は戸惑いがありました。

(でも結果を見るとすばらしいものを残していますね)
夏ごろからは手ごたえのあるレースが出来るようになりました。
夏合宿で、自分の大学での練習の仕方というのがつかめて、そこからは落ち着いてレースに望めるようになりました。夏までの5ヶ月間は結構大変でした。

(高校・大学の先輩である佐藤悠基さんはどんな存在)
憧れる選手であり、目標にしたい選手でもあります。今の自分と同じ環境ですばらしい結果を残していたところに憧れます。

(陸上選手としてのポリシーは)
走ることが大好き。誰にも負けたくありません。

【両角監督から村澤選手へ】
予選会では、高校時代と同じように自分がチームにどう貢献するかということを重視し、きっちりと仕事をしていた。箱根も走ると思うが、(村澤選手が)「~区を走りたい」ではなく、「任されたところを全力で」と話していたので、その通りにチームのために自分が出来ることをしっかりやってほしい。将来はもちろんオリンピックに出ることを期待しています。オリンピックが最終到達点だと思っています。

(両角監督からオリンピックという言葉が出ましたが)
高校からお世話になっている両角先生に言っていただけると自信が出てくる。目指して行きたいと思いました。

(両角監督はどんな存在)
今の僕の基礎になっているのが佐久長聖での三年間。感謝しきれない、人としても尊敬できる先生です。

(どこの区間を走りたいという希望は)
無いです。個人の結果よりもチームで一位を取りたい気持ちが強いです。エース区間を走れたとしても、チームの結果が悪ければ悔しいです。

(箱根でのチームの目標、個人の目標は)
チームでは、最低でもシード圏内に入ることが目標。僕は与えられた区間でベストを尽くして、チームがひとつでもいい順位でゴールできるように良い流れを作りたいです。

2009年12月02日

佐久長聖高校 両角速監督 (12月1日・2日放送)

(監督就任時について)
部員もいませんし、練習場所もまったく無いような状況での
スタートでした。ただ、ゼロからスタートできるという、
逆の意味でやりがいがありましたので、要請を引き受けて
良かったと思っています。
学校も協力的ですし、その辺は本当に感謝しています。

(指導方針について)
あくまでも高校生のクラブ活動ですので、いいチーム作りをする
ということを常に頭に置いて指導しています。
その中でも選手にいっていること、1つは『お互いに競い合う』、
次が『お互いに支え合う』、3つ目が『お互いに励まし合う』。
これをモットーとして、チーム作りをしています。
選手としてこれから伸びてゆく高校生の場合、
いろんな人から力をもらうということが大事になってくるので
苦しい中、一緒に頑張っている仲間を大事にして欲しいですし、
自分だけに囚われない中から新たなエネルギーが
でてきますので、そういう力を求めてきた結果が
今の成績につながっているのかな、と思います。

(同タイム準優勝だった2007年の全国高校駅伝について)
悔しさはあったんですけど、それよりも子供達が
力を出し切ってくれたことにものすごく満足しました。
結果的に同タイムで準優勝ということになり、子供達は
悔しくて泣きましたが、私としては良くここまでやったなと
伝えたかったですね。
すぐにミーティングを開いて、「2時間3分台で負けたんだから
次は2分台だぞ」という話をしました。
幸いなことに7人のメンバーのうち、5人が残ったので
彼らが核となって、さらに強固な団結力のあるチームを
作ることができました。


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佐久長聖高校から羽ばたき、箱根で活躍する選手たち。
彼らの話になると、非常に温和な“お父さん”の顔になる
両角監督。「手のかかる、個性の強い選手が好き」と
個性が強かった?選手の話や、クロスカントリーコースを
1年がかりで手作りした話など、さまざまな貴重なエピソードも
語ってくれました。

両角監督は今後も、手塩にかけた選手たちの未来を
明るく照らしつづけることでしょう。

第86回東京箱根間往復大学駅伝競走
サッポロビール presents まいどキュメンタリー箱根キャンパスレポート
斉藤 一美 松島 茂 高橋 将市
斉藤 一美
松島 茂
高橋 将市
2009年12月
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