日本体育大学 森賢大キャプテン 11月20日放送
前回総合3位になりましたが、目標にしていた3位を達成できたし正直嬉しかったです。ただ自分の2区での走り(区間12位)を思い返すと複雑な思いでした。自分がしっかり走れていれば優勝もあったんじゃないかと思います。去年の全日本が終わって一人一人が「これはまずい」と思い、僕も自分からしっかり声をかけようと、副主将でしたがエースの自覚をもってみんなに声をかけました。前回は篠崎や谷野を調整不足で欠いていた中での3位。次回には希望が持てたし、「来年は優勝するぞ」という雰囲気でした。
ただその後、陸上部内の不祥事がありました。今年のチームはメンバーも強く、インカレなどで活躍できそうな選手が多かったので、下級生に申し訳なかったし、自分としても大会に出られないのは辛かったです。でもそこで4年生が逆に落ち込んでいたら示しがつかないのかな、と思って、ミーティングをしたりして「4年生が引っ張っていこう」という話をしました。「箱根一本なら、そこに出て優勝すれば自分たちの力は見せられる」と気持ちは切り替えられました。
試合に出られない分、練習はかなり充実していました。4年間で一番レベルが高いくらいにできました。箱根の予選会は4位通過で通過しましたが、それについては何の感情もありませんでした。ただ若干駒澤との差があって「これはまずいかな」と思ったくらいです。今回の予選会は順位にこだわらず通過すればいいという考えでした。目標は優勝です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1年生の時はやんちゃな印象があった森選手も4年生になり、 逞しい、しっかりとした顔つきに成長していました。今シーズン、波乱の中でチームをまとめた森選手。教育実習のために帰った母校・鹿児島実業で、自分が陸上を始めた時の気持ちにまた戻ることができたそうです。『将来は母校のために役に立ちたい』と話す森選手の目は、輝いていました。
イケメン!の森選手。その腕には『彼女からもらいました』というミサンガがつけられていました。彼女の話題になると照れる森選手がほほえましかったです。