2018年4月23日 花は人生の先生
卯月もあっという間に下旬となった。
街を歩けば、樹々の葉が黄緑から色を濃くし
花を愛でれば、ハナミズキ、ツツジ、コデマリそして、藤の花が綺麗。
そして今年も我がベランダにある
シスタス・スノーホワイトが花をつけた。
3年前の春に新宿の催事で購入。
一昨年の夏には、水やりが遅れて鉢の土がカピカピ、
全ての葉がしな垂れてしまった。
「ああ、シスタスに悪いことをしたなあ・・」
ダメを承知で冷たい水をかけてみた。
生き返る様子は見せなかった。
失意の2時間後、恐る恐る見ると、蘇っていた!
その秋、今度は水を遣り過ぎてしまい根腐れ。
3分の2以上葉が落ちた。
「今度こそしくじってしまった・・」
それでも適度に水をあげていたところ、
春に小さな芽が。
過信は禁物。一方でしくじったと思っても諦めない事、これを学んだ。
白い花びら、真ん中が黄色。
シスタスの鮮やかな色を見つめながら思いを巡らせる。
「どうしてこんなに美しく咲くのだろう」
そして言葉が浮かんだ。
「山は是山、水は是水」
山は山として、水は水として本分を全うしている。
我がベランダの植物も自分らしく咲いているだけ。
「自分らしく生きる」
中々、難しいけれど、これを全うしていこう。
植物から様々なことを教えられている。