2017年10月30日 台風の傷跡
これを記しているのは29日日曜夕方5時。
雨雲レーダーを見ると丁度雨雲の切れ間
浜松町は一時的に雨が弱くなっている。
しかし、1キロ先位の高層ビルは上半分が灰色に覆われ、
まだまだこれから強い雨が落ちる予兆を表している。
1週間前の台風21号。
八王子大量の雨が降った。
22日午前中から雨が強くなり始め、
23日3時には気象庁のアメダスで
1時間に38.5ミリの雨量を観測。
観測地点では降り始めからの雨量に当たる
「累加雨量」が400ミリを超えた。
大雨の影響で市内を流れる浅川の水位が上昇。
設けられている浅川橋水位観測所では
一時、氾濫危険水位の2.60メートルに迫る
2.47メートルまで水位が上昇した。
幸いなことに我が家の周りに被害はなかった。
しかし、休みにはほぼ必ず散策する自然公園は
大きな被害を受けていた。
標高194メートルの展望台からは八王子市街が一望出来、
山を下ると鉄道の駅がある。
その駅から当日の目的地まで移動するのが、我が週末の常だ。
28日土曜、曇天の朝。いつものように散策に出掛けた。
展望台からの風景は、灰色を基調に、樹々の緑の向こう側
水嵩の増した浅川が黒っぽく見えている。
暫く眺めた後、駅に向かう遊歩道を下り始めた。
60メートルほど進んだ場所に
突然、黄色いテープと鉄のバリケードが行く手を阻んでいる。。
鉄板の中央部分に赤い文字で「通行止め」。
原因は直接説明されていなかった。
しかし、推して知るべし。
大量の雨が地盤を緩くし、樹木が地面ごと崩れる。
やはり尋常でない雨が降ったのだ。
浜松町はまた大粒の雨。
窓ガラスに当たる音が不安な気持ちを増幅させる。
台風22号の風雨が、これ以上被害を増やさないよう祈るばかりだ。