2017年6月19日 夢のお花畑画村上弘人
約半世紀前、小学生の頃
欲しかった3つの物があった。
どれも夢のまた夢。
欲望丸出しだの想像だ。
1つ目
食べたい料理を告げると数分後に作る機械。
美味しい冷凍食品を電子レンジで温める所まではきている。
また、電子レンジに話しかけると、レシピまで教えてくれるものもある。
しかし私の考えていたのは我儘。
機械に「カレー」と声をかけると、
「へい!」と答え
人参やジャガイモの皮むきから始める。
出来上がると
「おまちどうさま!」と
調理機の扉が開く。
「街中の食堂」が家にあるというイメージだ。
こちらはまだ時間がかかりそう、というより
開発もされていないだろう。
2つ目は、どうやら私がこの世にいるうちに
体験できそうで驚いている。
車の自動運転だ。
「2025年ごろをめどにレベル4を実現する」
ホンダは「夢の車」と呼ばれる、完全な自動運転車を
2025年をめどに実用化すると、国内の自動車メーカーで
初めて宣言した。
レベル0~5とは
レベル0
(運転自動化なし) 運転者がすべての運転操作を行う
レベル1
(運転支援) 前後、左右のうち
いずれかの運転操作を自動化
レベル2
(部分運転自動化) 前後、左右のうち
複数の運転操作を自動化
レベル3
(条件付き自動運転) (※)一定の条件のもとで
すべての運転を自動化するが、
緊急時はドライバーが運転する
レベル4
(高度自動運転) (※)一定の条件のもとで
すべての運転を自動化し、
ドライバーは必要としない
レベル5
(完全自動運転) すべての条件で
車が自律的に自動走行を行う
レベル4を目指すホンダが今回公開した技術は、
2020年に高速道路で実用化する「レベル3の自動運転」。
テストの模様を画面で見ると
車線の合流時にハンドルの横にあるスイッチを押すと、
自動運転モードに入り運転は車側に代わる。
ドライバーがウインカーなどで指示をしなくても自動で車線変更。
前の車が遅いと判断すると加速して追い越す。
渋滞を認知すると、自動でスピードを落として
車間距離をとりながら前の車を追走する。
車が周囲の状況を監視してくれるため、
ドライバーは前を見て運転に気を取られる必要がない。
周りの風景に感動する余裕がプレゼントされるのだ。
これらの機能は3年後の2020年に実用化される予定。
一方で課題もある。
今回の走行はあくまでもテストコースでの走行で、
前の車を追い越すポイントなど細かくプログラミングされている。
他車の割り込みなど予期しないものには対応していない。
さらに、完全自動運転の領域であるレベル4には
「まだまだ高い壁がある」という。
車がドライバーの手を完全に離れたときの最大の難問は、
歩行者や車の予期しない動きをどのように予測するか。
その解決の鍵を握るのは、AI=人工知能の開発だという。
今後の最大の課題は、歩行者などの予期しない危険をAIに学習させ
自動運転の制度を高めることなのだ。
人間も小さいころからの経験を生かしながら生活している。
経験や学習がいかに大切か
自動運転の開発からも窺い知れる。
3つ目の欲しいものは・・。
機会があったらとしよう。
ああ、早く乗りたいなあ。