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diary

2017年6月12日 もしかしたら、近所産?

今年も、梅酒・梅干し作りの時期となった。
青果店には青や黄色の梅の実が並んでいる。
一昨年、6月15日に初めて梅酒にチャレンジ。
ブランデーベースのまろやかなものが出来満足した。
去年は、油断して6月下旬に青梅を探すも
都心にはすでになく
翌週八王子で何とか見つけて作成にこぎ着けた。
今年は昨年の反省を踏まえ
6月10日に梅の実を入手。

今年の梅酒作りには2つの拘りを己に課した。
1つ目、青梅(あおうめ)は地元八王子産を探す。
2つ目、漬ける酒はスコッチウイスキーにする。
しかし、1つ目の八王子梅が中々見つからない。
和歌山、青森産はよく見かけるのだが・・。
諦めかけた時、5軒目の八百屋で漸く発見。
地元八王子の梅、とポップに記してある。
大きいと4センチある他の物より小粒、直径3センチ位。
隣家の梅の実が浮かんだ。
「これ、地元の八王子ですね?」
店の人に尋ねる。
「そうよ!小粒だけどね」
ハスキーボイスのおばちゃんが日焼けした笑顔で答えた。
「梅干し?」
「梅酒作りたいんです」
「だったらこれいいわよ!安いしね」
他の梅が1キロ980円位するところ540円。
「今年は結構高いのよ。小粒だけどこれお勧め。重さは変わんない!」
確かに、どれも1キロで売っている。
粒が大きい方が梅のエキスは出やすいのかもしれないが
今年は「八王子スコッチ梅酒」を作るのだ。
八王子から平日の住処、浜松町に移動しリカーショップへ。
国産のウイスキーの方が安いものがあるのだが
今回はスコッチウイスキーと決めている。
その中でもリーズナブルなものを見つけ、かごに3本。
氷砂糖も併せて入手しレジに向かう。
部屋に行き、準備開始。
梅酒作りも3回目ともなればもたつかない。
30分も掛らずに青い八王子梅は
白い氷砂糖と共に琥珀色の海に身を浸した。
暫くは浮かんでいるが
やがて色を変え熟成しながら底に沈んでいく。
3か月後の試飲が待ち遠しく、毎日瓶を揺すってしまいそうである。

もしかしたら、近所産?
もしかしたら、近所産?

準備完了
準備完了

琥珀色の中で
琥珀色の中で