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diary

2017年1月16日 天気晴朗なれど

この週末は、数年に1度の大寒波が来た。
平地でも大雪になっていて
航空、鉄道も一部混乱している。
大学入試センター試験は一部開始時間が繰り下げられた。
土曜、高尾山に登った際、驚くことがあった。
頂上で飲もうとしたペットボトルが開かないのだ。
折からの寒さで指先の自由を奪われ力が入らない。
キャップに刻まれた縦に走るギザギザも
動きが鈍った指には効果がなかった。
楽しみにしていたジャスミン茶は
私の渇きを癒してくれなかった。
加えていつもなら山頂で食する三角おにぎりの
フィルムが剥けない。
指先は、力も動きも脳の指令に従えなかった。
こんなことは初めてだ。
驚き佇む体に容赦なく冷気は襲い掛かる。
汗を吸ったシャツを着替えねば風邪を引く。
グウと鳴った腹をなだめつつ、着替え場所に移動した。
600メートルに足りない手軽な山、高尾山、
一方で、厳しい面も持つ山なのだ。
日曜日、浜松町、旧芝離宮恩賜庭園を訪ねた。
20日に大寒を迎えるこの時期
芝離宮にはすでに春があった。
十月桜、蝋梅そして水仙。
薄いピンク、黄色、白。
花を愛でると心が暖かくなる。
池を見ると
一部キラキラしている。
氷だ。
陽射しで凍っていない水面には
身を縮めた鴨が佇む。
芝離宮庭園は冬と春が交錯している。

天気晴朗なれど
天気晴朗なれど

黄色いハル
黄色いハル

春よ来い!
春よ来い!

冬の姿
冬の姿