2016年8月16日 夏・・・
リオデジャネイロオリンピック
前回大会のロンドン以上に盛り上がっている。
開催地の不安があり
水球・飛び込みプールの水が変色したり
報道人を乗せたバスが銃撃を受けるなど事件はあるものの
日本人選手の活躍が素晴らしい事で心配が他所に追いやられていく。
時差は12時間。
選手を応援する我々は大変だ。
リオの昼間はこちらの真夜中。
割り切ってダイジェスト番組を見聞きすればよいのだが
どうしても「その瞬間に立ち会っていたい」気持ちが勝る。
おかげで、「いやあ、○○選手頑張ったなあ!」と
笑顔を湛えた目を瞬かせる人が続出している。
参加した選手一人一人にドラマがある。
メダルが首にかかろうがかかるまいが、
オリンピックという最高の舞台に立つ人には
物語がある。
だから我々も感動するのだ。
そして、彼等の流す涙には幾つもの意味があることを感じる。
リオ・オリンピック、カヌー
銅メダルに輝いた羽根田選手の男泣き。
私もその泣きっぷりに目頭が熱くなった。
羽根田卓也は高校を卒業するとすぐに
カヌーの強豪国であるスロバキアへ単身渡った。
そこでスロバキアの首都の大学に入学し
そのまま大学院へ入学。
羽根田はカヌーに全てを捧げた。
ストイックである。
彼がスロバキアに渡った理由は
日本には人工コースが一つもないということ。
意図的に複雑な流れが作られた人工コースで練習しないと
世界には追いつけないと痛感したのだ。
そしてオリンピック3度目、今回の銅メダル
羽根田卓也がメダルを取ったことにより
スポンサーがカヌーにつく可能性は大いにある。
日本のカヌーのこれからの後進たちは
日本に人工コースの導入など競技環境が改善され、
カヌー人口が増えるかもしれない。
北京オリンピック、太田選手が活躍したフェンシング。
ロンドンのアーチェリー。
今回は、カヌー。
7人制ラグビーや女子ホッケーも新鮮に観戦した。
新たに注目されるスポーツがどんどん出てくる。
一方、甲子園で行われている高校野球にもグッとくるドラマが。
スポーツの夏
そして71回目の夏
平和だからこそ素直に味わえる感動
私たちには忘れてはいけないものが沢山ある。