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diary

2016年6月20日 オヤジのイメージ

6月19日は父の日だった。
私は、この日が苦手だ。
2人の子を持つ親であるが、感謝に期待はしていない。
それは自分に原因がある。
日々仕事に多くの時間を割き、
「父親としての役割が果たせていない」と思うからだ。
たまに家族が揃う時も
箸の使い方や、原則食べるときは皿を持て!
など小うるさい。
本人が将来恥をかかないために言うのだが、
「うざい」ようである。
夏休みの家族サービスも、仕事の都合で彼らの友達家族より短かった。
苦肉の策で、庭にテントを張り、バーベキューをして
旅行気分を演出などしたが、狭い庭では開放感がないと不評。
子供たちが年々成長していくうちに
接する時間が減り、会話も少なくなった。
父の日は我が家からほぼ消えた。
さらにこの3年は担当番組の時間帯から
毎日顔を合わせる状況ではなくなっている。
18日土曜、妻と娘3人での食事の際
私が座るテーブルの上に紙袋が。
社会人となった娘が
「仕事でストレス溜まるだろうから」
開けてみると、ビールグラスだった。
平日はアルコールを飲まない私ではあるが
ノンアルコールビールを買おうと考えた。
翌朝起きると、枕元に直方体の箱が。
包装紙の一部分に「父の日」と角張った文字。
息子の字だ。
開けてみると、徳利だった。
中には福井県東尋坊の日本酒が入っている。
今年2月に成人となった豚児。
社会人や成人となり、父の存在がわかって来たのか
それとも、「お父さんにはまだまだ頑張ってもらわないと」
と妻が指令を出したのか・・・・
気にしてくれたのが、何より嬉しかった。
その一方で、父、イコール、アルコール
そう思われているのは間違いない。
苦笑である。

オヤジのイメージ
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