2016年4月25日 桃花笑春風
今月14日に熊本県で震度7の激しい揺れを観測した地震。
10日が経つというのに熊本県と大分県では活発な地震活動が続く。
震度1以上の地震の回数は860回を超えた。
1日当たりの回数は、15日から17日までの3日間が
いずれも100回を超え、
その後も1日数十回観測されている。
22日は41回、23日が28回、
24日は午後6時までに25回だ。
震度別では、最大震度7が2回、震度6強が2回、
震度6弱が3回、震度5強が3回、震度5弱が7回、
震度4が76回となっている。
気象庁は「地震の回数が減ったように感じられるかもしれないが、
24日も震度3を観測する揺れが発生するなど、
全体的には回数が比較的多い状態とやや少ない状態を繰り返しながら活発な状態が続いている」と発表している。
引き続き注意が必要のようだ。
揺れの恐怖と戦う毎日。
揺れていないのに揺れている感覚が続く人も多いだろう。
被災された方々に改めてお見舞い申し上げる。
心配なのが、車中泊の方たちのエコノミークラス症候群。
その対策に心強いボランティアが活動し始めた。
狭い避難所や車で寝泊まりを続ける人たちに利用してもらおうと、
登山家の野口健さんが全国から寄付されたテントを熊本県益城町に設営した。
全国からおよそ100以上のテントが集まり、
野口さんはじめおよそ80人のボランティアが組み立てた。
テントは、4~5人が横になれる3メートル四方の大きさで、
合わせておよそ500人が寝泊まりできるという。
地震は中々収束しないが
人々の善意が、被災された方たちの疲れを、多少なりとも癒しているようだ。
「困ったときはお互い様」
久々に聴いたこの言葉に
胸が熱くなった。