2015年8月24日 え?まだ半分?
このところ、毎週高尾山に登っている。
登っているときは結構きついが
頂上に着き、握り飯を頬張る瞬間の達成感が癖になる。
今回は前回登ったルートと違う、稲荷山コース。
比較的登山者が少ない。
登り始めにいきなりの階段。
これがけっこうこたえる。
その後、尾根を歩く感じで道はアップダウン。
下りになると、もうこのまま楽になるのかと思ったら
大間違い。
急な斜面や、階段が目の前に。
さらに、蜂や蛇に注意の看板。
びくびくしながら歩く。
総距離3.1キロ。
これが中々進まない。
登り始めて、随分歩いたと思っても、0.6キロ。
見晴し台に着き、水を飲んで5分後歩きはじめる。
全身から汗。
ハアハアしながら進んで、大分こなしたかと標識を見た。
1.6キロ・・・まだ半分ですか~。
それからは、標識は見ずに歩いた。
2年前にこのルートは歩いたはず。
しかし覚えていない。
こんなにきつかったか・・・。
約1時間歩いたところ、目の前に急な階段が現れた。
斜度45度(気分)
250段以上ありそうだ。
1段1段ゆっくり進む。
ひょいひょい歩く脚力が残っていなかったのだ。
前後に人はいない。
「あ~る~~ひ~~、ハアハア、もりの~~、なか~~、ハアハア」
チョモランマ無酸素登頂のような自分の息使いに苦笑。
そして、急に視界が開けた。
やった~!頂上だ。
毎回言うようだが、高尾山は599メートル。
634メートルの東京スカイツリーより低い。
しかし、立派な山なのだ。
今回は可愛いお出迎えも。
地域猫なのだろうか、体長30センチ位の子猫2匹が
餌を貰いに近づいてきた。
握り飯の海苔を差し出すと、取り合うようにペロッ!
ロールパンをちぎって手のひらに乗せ、出すと、パクッ!
その愛らしさに登山の辛さが吹き飛んだ。
山を守る天狗様から
「また来なさい。辛いだけではない」と言われているようだ。
高尾山・・・飽きないなあ。