2015年7月5日「折り鶴」
浜さん!イタリアでは、10月いっぱいまで、ミラノ万博が行われていますよね。
今度の土曜はジャパンデーで、日本政府やミラノ万博・日本館の実行委員会、そしてJAグループが連携して、会場内のメインストリートで、パレードを実施します。
JAグループでは、日本の安全・安心な農畜産物を世界に発信するため、ミラノ万博に参画・協賛しており、今回、日本館に展示される目玉の1つが折り鶴なんです。
折り鶴は、日本の文化を象徴していますね。
東日本大震災の時には世界中から支援が集まり、その感謝の気持ちを伝えるため、この度、JAグループとJA女性部の皆さんが1つ1つ丹精込めて22万羽も折ったそうです。
今回は前のJA全国女性組織協議会の会長で、福島県の農家大川原けい子さんとお電話をお繋ぎしました。
◎折り鶴の準備は、いつ頃からされていたのですか?
2月から3月にかけて、全国のJA女性部の皆さんに声をかけまして、そこから折り始めました。
皆さんが1つにまとまって、協力して頂きました。
◎どんな気持ちで、折りましたか?
私たちは、あの大震災の時、世界中の皆さんにお世話になりました。仲間たちと一緒に、1つ1つ感謝の気持ちを込めながら折りました。
◎大川原さん、折り鶴には色を抜いたスペースもあり、「ありがとう」や「感謝」といった文字が書かれていますね?
字を書くことで、私たちの気持ちが1つになりました。世界中の皆さんに、伝わってほしいと思っています。
◎本当にそうですよね。おしまいに、大川原さんにとって、「よい食」とは何ですか?
私たちは生産者であり、消費者でもあります。農作物を作るにあたって、真心を込めて育てたいですし、皆さんに喜ばれるように、愛情たっぷりと作ることが「よい食」だと思っています。
今回は、前JA全国女性組織協議会 会長 福島県の農家 大川原けい子さんに、ミラノ万博の日本館に展示される折り鶴について伺いました。