2015年5月25日 季節も刻々と
時は流れている。
大相撲夏場所、千秋楽
関脇・照ノ富士が初めての優勝。
夏場所の優勝争いは14日目を終えて、
3敗でともにモンゴル力士の、照ノ富士と横綱・白鵬が並ぶ展開。
千秋楽、先に取組のあった照ノ富士は
平幕の碧山に勝って12勝3敗。
そして白鵬が兄弟子横綱・日馬富士との結びの一番に敗れ4敗となったため、
照ノ富士が12勝3敗で初めての優勝を果たした。
まだまだ、横綱・白鵬の時代が続くだろうと考えていただけに
驚きを覚えた。
照ノ富士の優勝インタビュー。
「お父さんお母さん、応援してくれた皆さん
親方、おかみさん、そして部屋の皆さん、ありがとうございました」
何とも、初々しく好感が持てた。
相撲は個人技ではあるが、力士仲間の協力は欠かせない。
日頃稽古の相手は勿論、
例えば、この日の大一番前の稽古。
部屋の仲間が対戦相手の取り口を真似して、シミュレーションをする。
時折親方からは、相手をしている力士に檄が飛ぶ
「おい、そんな下がり方を対戦相手がすると思うか?
そんなことじゃ、お前が部屋の足を引っ張ることになるぞ!」
このエピソードを聞いた時
どんな世界でも、人は1人で生きているのではない、と感じた。
皆の協力のおかげで毎日が送れる。
世の中に永遠はない。
しかし「感謝」の気持ちはずっと持ち続けていたい。