2015年4月20日 浮花
気が付けば、桜色の季節から
若緑の時期となった。
ついこの前まで、山は、茶と深緑に覆われていた。
土曜日、青空を見上げると
木々は、若々しい、まだ柔らく
赤ん坊の手のような葉を蓄えはじめていた。
ヤマブキの黄色い花が鮮やかだ。
沿道に目をやれば、ハナミズキが咲き始め
街全体が生命の息吹に包まれている。
今年も穀雨を迎えた。
春のやわらかく、温かい雨が降って、穀類の芽が伸びて来る頃。
穀物が生長するため、私たちが生きるために必要な恵みの雨とされる。
なるべく優しく降って欲しいものだ。