2015年3月9日 時が止まったまま
2月の末に宮城県・気仙沼市に行った。
東日本大震災で津波の被害が甚大だった場所だ。
あれから4年。
被災した場所では「かさ上げ」が進む。
ビルの2階から3階位の土盛りだ。
被災当初は、畑の真ん中に漁船があった。
さすがにそれは今ない。
しかし、今でも被災したままの家屋があるのにショックを受けた。
4年もたっているのに・・・。
それは、広範囲被害を受け、まだまだ対応が十分でないことを物語っている。
新聞のアンケートによると
宮城県で仮設住宅に住んでいる人は、3万5300人以上。
災害公営住宅完成率は、東北3県で20%に達していない。
また、ボランティア登録し活動した数は、ピークの2%だという。
力仕事の需要は減ったが、被災者の思いを聞く傾聴や
買い物代行などはまだまだお願いしたいようだ。
人の心の傷は土を盛ることで復旧はしない。
それは、月日をかけて、少しずつ、癒えていく。
皆で見守る、大切だと痛感した。