2014年5月5日 ハートの小径
5月に入った。
我が家はいつもと違った大型連休を過ごしている。
私には2人の子供がいる。
一姫二太郎である。
上が女で下が男。
その差は、4つ。
この4歳差というのが、この春、心労を呼ぶ開きだと知った。
3つだと、小学校は3年間一緒(同じ学校であれば)。
そして、下が中学入学の際に、上は高校受験。
下が高校受験の時に、上は大学受験。
ダブル受験が2度というケースが多い。
4年だと、そこはずれる。
しかし、そのあと重なるのだ。
今回、上は就職活動、下は大学受験。
昨年の冬から、家の雰囲気が重かった。
片やエントリーシート(履歴書)量産。
一方は模擬試験の偏差値とにらめっこ。
食事の際も会話が減り、衝突しがち。
正月も心から目出度さを感じられなかった。
結果、2人は何とか前進した。
特に豚児はハラハラさせ、一時浪人生活も覚悟した。
しかし、自分なりに熟考し、
第一志望ではないものの、進学を決めた。
上(娘)も、すぐには内定が出ず、
エントリーシートは両の手では足りなかった。
私と言えば、人生の先輩として、中々相談に乗る時間がなく、
申し訳なく思っていた。
新しい世界に飛び込んで1か月。
息子は、バイトを始めた。
そして娘は、初任給を頂いた。
それぞれが、自分で決めた世界で頑張っている。
部屋には包装紙に包まれた日本酒が置いてあった。
時は流れている。皆、進んでいる。
明日に向かって。