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2012年8月5日「桃の涙」

今回は、福島県の北部、「JA新ふくしま」総合企画部 部長 斉藤政治(さいとう・せいじ)さんにお電話をお繋ぎしました。

◎ 今、福島の様子はいかがですか?

子どもたちが外で遊べるようになって、春には運動会がありまして、少しずつですが、いろいろなことが元に戻りつつあります。

◎ そんな中、「JA新ふくしま」では、新しいお酒を作っているそうですね?

特産品の桃「日川白鳳(ひかわはくほう)」と地酒をブレンドした、「桃の涙」という口当たりのいいお酒です。

◎ どうして「桃の涙」という商品名にしたのですか?

去年、ある1通の手紙が管内の果樹農家に届きまして、その手紙にはこう書かれていました。
「観光客が減り、果物もなかなか売れないと聞きました。私は何も出来ない悔しさに涙しています」と。
手紙を受け取った果樹農家は、自分たちの気持ちを代弁してくれたことに感謝して、「私たちのために涙してくれてありがとう」と返事を書きました。
この出来事をきっかけに、果物として売れなくなってしまった日川白鳳を使ったお酒が開発され、「桃の涙」と名付けられたんです。
応援してくれた人がいたからこそ、生まれたお酒だと思っています。

◎ 生産者の涙、応援に感謝する涙ですね。お味は、いかがですか?

甘いお酒なので女性に人気です。今なら炭酸で割ると美味しいです!
徐々にですが、全国的にも販売が始まっており、JA新ふくしまのホームページからも購入できます。
他にないほどの検査機器を使って、安全検査を行い、安全が確認された商品しか流通させていません。
風評に惑わされず、今後、福島の農家が丹精こめて栽培した農産物の味をご賞味頂ければ幸いです。


今回は、福島県のJA新ふくしま 総合企画部・部長の
斉藤政治(さいとう・せいじ)さんにお話を伺いました。