2012年4月1日「芋焼酎」
今回は「兵庫県・尼崎市」「JA兵庫六甲」の「尼崎営農支援センター」の寺下裕進さんにお話を伺いました。
◎ 地元で作られている特産品に関して教えて下さい。
地元の伝統野菜を使用した芋焼酎です。
さつまいもの品種は、「尼藷(あまいも)」。
芋焼酎は姫路の酒造メーカーに依頼し、平成20年に商品化されて「尼の雫」と命名しました。
◎ このさつまいもは、長い間育てる方がいなかったそうですね。
地元では、江戸時代から昭和20年代まで栽培されていたさつま芋なのです。
何か新たな特産品が作れないかと考えた時、60年ほど栽培が途絶えていたさつま芋に目を付けました。
市やJAが中心となり「尼藷復活プロジェクト」を立ち上げまして、現在は7名の農家が栽培しています。
◎ そのお芋を使った「尼の雫」の評判はいかがですか?
芋のほのかな香りがあり、女性でも飲みやすいと好評です。
味は、風味を生かしたまろやかな味わいです。
芋は、通常出荷するよりも大き目700~1kgのものを使用しています。
◎ 今後の展望を教えて下さい。
現在は、720ミリリットルの瓶で販売しており、年間3000本ほどの出荷しています。
商品を販売するだけではなく、芋を栽培し、農地の有効活用に役立てていきたいと思っています。
◎ おしまいに、寺下さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
地元の野菜を意識して食べることです。
「兵庫県・尼崎市」「JA兵庫六甲」の寺下裕進さんにお話しをお伺いしました。