2012年2月26日「雑穀カレー」
近頃、ビタミンや食物繊維が豊富な「雑穀」をつかった料理が増えていますよね。
雑穀を使って高校生が作った「雑穀カレー」をご紹介します。
「長野県・上伊那郡・南箕輪村」「上伊那農業高等学校」、
「生産環境課」で活動をしている小池真理子さんと六波羅朝之さんにお話を伺いました。
◎ はじめに上伊那農業高等学校に関して教えて下さい。
小池 学校がある南箕輪村は、長野県の南に位置している人口およそ1万5千人の村です。
高校の全校生徒は、150人となっています。
私と六波羅さんがいる生産環境課は、お米や穀類の生産を通じて、環境への影響を勉強しています。
◎ みなさんで「雑穀カレー」を作って商品化したそうですね!
小池 正式名は「上農雑穀レトルトカレー」といいます。昨年完成しました。
玉ねぎ、鶏肉、雑穀のモチキビなどが入った「インド風チキン&雑穀カレー」になっています。
材料は学校で作った作物を使用しています。
最初に作った1700食は完売しました。
現在は材料である雑穀や野菜を栽培中です。
◎ カレーを作ったきっかけを教えて下さい。
六波羅 学校で作った農作物を使って、何か作れないかと考えていた時に、地元のJA等が参加する「い~な雑穀ネットワーク」と話し合いまして、「カレー」にたどり着きました。
通常カレールーは、とろみをつけるのに小麦粉を使うのですが、このカレーは雑穀を使用しています。
◎ カレーを通じて、東日本大震災への支援も行ったそうですね。
六波羅 自分たちで何かできないかと、宮城県石巻市に相談しました。
市の紹介で、昨年11月に地震の被害を受けた宮城県の石巻北高校に500食分のレトルトパックを届けることができました。
今後も自分たちがカレーを通じて協力できる事はないかと考えています。
「長野県・南箕輪村」「上伊那農業高等学校」の
小池真理子さんと六波羅朝之さんにお話しをお伺いしました。