2012年1月1日「神奈川県立・相原高等学校」畜産部の登健太先生
ご紹介するのは、自分たちが育てた家畜や農産物を通じて
地域の循環型農業を目指す高校のお話です。
「神奈川県・相模原市」にあります「神奈川県立・相原高等学校」
畜産部の登健太先生にお話を伺いました。
◎ はじめに相原高校に関して教えて下さい!
全国でも珍しい、農業科と商業科を併置する高校です。
登先生がいる畜産部では、実際に牛、鶏などを飼育しています。
◎ 学校では、生徒さんの声からはじまった、地域への循環型農業に
力を入れているそうですね!
生徒たちは、商品開発を通じて出会った企業や地元の商工会などと協力し、
学校給食の余りなどを飼料にして育てた牛や鶏の卵を加工して販売しています。
◎ この取り組みが始まったきっかけを教えて下さい。
平成19年に生徒から、学校で飼育していた老牛を有効に利用できないか?
という声が上がった。通常なら処分するが、色々調べていく内に、レトルトカレー
に利用できるという事がわかった。
そこで、各所に連絡し、新宿の中村屋さんの協力を得て、
実際にカレーを販売する事によって、企業や地域の人たちとの繋がりが始まり、
取り組みの幅が広がりました。
◎ 生徒のみなさんの反応はいかがでしょうか?
商品を販売する事により、お客さんの意見が直接わかるので、
決して良い意見だけではないが、かえってそれが刺激になります。
◎ つい先日も、新たな取り組みが行われたそうですね!
高校の最寄り駅である京王線・橋本駅の駅前にあるCOCO壱番屋さんで、
限定メニューを販売しました。
今度は、自分たちが育てた「相原牛(先ほどの牛肉とはまた別の肉)」を使った
カレーが3か月限定で販売されました。
今後も定期的に、企業と連携した取り組みを実施する予定。内容に関しては、模索中です。
◎ おしまいに、登さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
バランスのとれた食事を一日3食 食べる事です。
「神奈川県・相模原市」「神奈川県立・相原高等学校」の
登健太先生にお話しをお伺いしました。