2011年12月11日「凍り餅」
長野県の郷土料理の一つに、「凍り餅」というものがあるそうです。
(みなさんは、ご存知でしょうか?)
かつては、多くの家が、お正月過ぎに、この「凍り餅」を作って
いたのだそうです。
今日は「凍り餅」を作っている「長野県・大町市(おおまちし)」
「JA大北(だいほく)」「農産物直売所 かたくり」
「凍り餅部会」の横山美知恵(みちえ)さんにお話を伺いました。
◎ はじめに長野県・大町市に関して教えて下さい!
北アルプスの雄大な自然に囲まれ立山黒部アルペンルート・黒部ダムの玄関口で
ある大町市。(槍ヶ岳の東側)。観光客が多く、特産品はお米です。
◎ 郷土料理「凍り餅」は、どのような食べ物なのでしょうか?
臼と杵を使ってついた、つきたての餅を3日間、水につけてから、2ヶ月干して
作ります。もともとは保存食で、そのまま食べたり、水に戻して食べたりします。
材料であるもち米は、地元の契約農家が作ったものです。
1月初旬に作りはじめ、1月一杯まで地元では作ります。
干す時に吹く「岳おろし」という地元特有の風が風味になります。
◎ 凍り餅部会を結成したきっかけを教えて下さい。
以前から若い人が凍り餅を作らなくなった事を残念に思っていました。
郷土料理である凍り餅を次の世代に引き継いでいきたいと考え、凍り餅部会を
平成8年に設立しました。メンバーは、50~70代のメンバーが中心で20名です。
◎ 凍り餅の評判は、いかがですか?
地元では定番の料理のため、みんな冬になると待ち望んでいます!
道の駅やJAの直売所等で販売していています。
◎ おしまいに、横山さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
地元のモノを食べる事! 我が家はお米や野菜も家で作っていて、
みそやしょうゆも自家製です。
「みんなのよい食プロジェクト」は日本の食の未来を元気にするための運動です。
今日は「長野県大町市(おおまちし)」「JA大北(だいほく)」の
横山美知恵(みちえ)さんにお話しをお伺いしました。