2011年8月7日「そら豆醤油」
瀬戸内海の小豆島と聞いてみなさんは、何を思い浮かべるでしょうか。
美味しい魚は勿論のこと、オリーブやそう麺の産地としても有名ですよね。
しかし名物はそれだけではありません。
今回は小豆島で作られている、大変珍しい「おしょう油」のお話です。
「香川県・小豆郡・小豆島町(しょうずぐん・しょうどしまちょう)」
「高橋商店」の高橋淳社長にお話しお伺いました。
◎ はじめに高橋商店さんに関して教えて下さい。
私で5代目のしょう油製造会社。
創業150年以上で、小豆島で3番目に古い会社です。
◎ お店では、一風変わった「しょう油」を作られているそうですね?
大豆ではなく、空豆をつかったしょう油です。
アレルギーのある人でも食べられるしょう油や味噌を作る事ができないか?
と知人から言われたのがきっかけです。
完成まで2年ほどかかり、小豆、ごま、お米、とうもろこし等、10種類ほど
試作し、「そら豆醤油」にたどり着きました。
◎ 味の特徴を教えて下さい。
通常の大豆や小麦を使用していないしょう油は、塩辛いがそら豆のしょう油は、
マイルドな口当たりで通常の濃口しょう油と変わらない味。
現在は、しょう油以外にも味噌を販売しています。
◎ 開発に当たって一番苦労した部分は。どんな事でしょうか?
大豆よりももろみが固く、絞ったりする作業が大変です。
普段お店では、大豆を使ったしょう油も製造しているので、混ざらない様に細心
の注意を払っています。
◎ お客さんの評判はいかがでしょうか?
アレルギーがあるお客さんから、これを使えば、家族と同じメニューが食べられ
ると、好評です!店で販売しているほか、自然食品の店や生協などでも取り扱い
があり、またネット販売もしています。店のHP経由で購入も出来るのでぜひ
ご覧下さい!
◎ おしまいに、高橋さんにとっての「よい食」とは何でしょう?
バランス良い食事をする事です!