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diary

2011年8月15日 自然からの贈り物

今年も8月15日を迎える。
あれから66年。
経験してはいないが
先達から話を聞くたびに
戦争はいかに一般人を巻き込んだ
悲惨な殺戮なのか感じ、胸が痛む。
自明だが、戦争ほど惨いものはない。
2度と戦争はしてはいけない、改めてそう強く思う。
戦地で、空襲で、生と死を分けたのは一体何だったのか・・。
それは誰にもわからない。
3月11日に起きた東日本大震災。
どうしたから生き延び
どうしなかったから命が絶たれた・・全員のことは説明できない。
「理不尽」
この世は説明がつかないことだらけだ。
健康に十分留意していても不治の病になる。
注意して道を歩いていても交通事故に遭う。
ではどうすれば・・・・。
私が実行しているのは
毎日をなるべく悔いの無いよう生きること。
明日は、いや、1秒先は何が起きるかわからない。
あの大きな揺れで実感した。
ならば、せめて人に迷惑をかけず
人の役に立つ行動をする・・・そう考えている。
震災後、被災地の70代男性の言葉が心に焼き付いた。
「家族みんな逝っちまった。俺だけなんで・・・。
だけど、残ったんだから、生かされたんだから
それは、神様がまだ残ってやることがあるってことなんだろうなあ。
みんなの分まで頑張ってみるよ。」
先ず受け入れる。
そして、現実を前向きに捉える。
あきらめる・・・は絶望ではなく
明らかに究めることだと、ある作家は唱えた。
ものは考えようだ。
今年の夏、我が庭は、自然の恵みに感謝している。

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自然からの贈り物

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迎え火