2011年4月4日 私のエネルギー
風評被害が心配だ。
風評被害とは、ある事故・災害等が大々的に報道されることによって、本来「安全」とされる食品・土地等を人々が危険視し、消費や観光をやめることによって引き起こされる経済的被害を言う。
政府の指示によって規制されたものではなく、それ以外の本当は安全なものまで、買う人が減ってしまうのが問題。
風評被害は、次のような段階をへて発生するという。
1.. 「人々は安全かどうかの判断がつかないから、危険そうなものは買わないだろう」と、市場関係者が考える→取引量が減る、価格低下。
2.. これらの様子が大きく報道される。「やっぱり怖い」などといった街頭インタビューが流される。
3.. 報道が広がるにつれて、人々の不安は大きくなり、市場関係者の「想像上の風評被害」と実際の消費者の行動が近づき、「実際の風評被害」が発生。
報道の量の大きさによって、風評被害は生まれやすくなるといわれている。
冷静な報道、必要以上に報道しすぎないことを肝に銘じる。
一方で、正確な情報が十分にないと、「何か隠しているのではないか」と人々が思い、本来安全なものまで買わなくなるようだ。
政府は細かくしっかりと調査をし、安全なものに関しての情報を正確に流して欲しい。
北関東農産物の風評被害が問題となっている。
近所のスーパーに行ってみた。
西の産地の野菜が幅をきかせている。
その隣に北関東の新鮮な野菜が頼もしいポップと共に並んでいた。
そこには「風評被害に負けるな!○○産レタス!」
「○○産です。大丈夫なのです!愛情込めて作ってます!」
いつもより値段が安いのが複雑だったが、何だか嬉しくなった。
小売店が生産者を応援している。
小売店ががんばるなら、消費者もがんばろう。あらためて、被災地東北、北関東を支援しようと強く感じた。
今日も私は北関東のレタスをいただく。