2011年3月13日 みどりの風プロジェクト
近年、全国的に農家の後継者不足、それからお嫁さん不足が
問題になっています。若い人に、農業の担い手になってもらいます。大事なことです。
今日ご紹介するのは、ちょっと変わった方法で若い女性を農家に招こう!という試みです。
「長野県・松本市」「JA松本ハイランド」「農業振興部」
「農業企画課」、高羽環(たかば・たまき)さんにお話を伺います。
◎ JA松本ハイランドで行っています、取り組みを教えて下さい。
「みどりの風プロジェクト」という取り組みです。
女性たちに松本市に通ってもらい、独身の青年部員と交流してもらいます!
農家の青年部が、中々女性と出会うきっかけがないという事からはじまりました。
JAのHP等で女性を募集、招いています。平成18年度から本格的に実施しています。
◎ 集まった女性たちは、どのような事をするのでしょうか?
参加者の女性には5~12月まで月に1回1泊2日の日程で、松本市に来てもらいます。
主催するJAでは、参加者の女性に5坪の畑を提供して実際に野菜を作ってもらいます。
その他「お米作り」「野沢菜漬け体験」「ホタル鑑賞会」など、季節に応じて様々な
行事を体験していただきます。
◎ 毎回何人ぐらいの方が、参加するのでしょうか?
今年度は20~40代の女性21名が参加しました。
青年部は19名が参加し、合計40名で行いました。
女性は県外の人が中心で、中には四国からの参加者も!
年会費5000円と1回に付き5000円程度の参加費がかかります。
◎ これがきっかけで、結婚した方もいますそうですね!
平成18年からはじまり、13組が結婚しました。
農家の後継ぎが期待できる他、青年部自身も若い人たちが集まる機会が増え、
JA自体の活性化に繋がりました。
◎ 今後の予定を教えて下さい。
平成23年度も実施予定!興味がある方は、「JA松本ハイランド みどりの風
プロジェクト」のHPをご覧ください。
◎ おしまいに、高羽さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
朝食は必ずご飯!お米を食べる事です。