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diary

2011年3月21日 バラの芽吹き

あっという間の1週間だった。
3月11日午後2時46分、日本は変わった。
被災地は勿論、日本全体が大きく揺れた。
日本人の心が揺さぶられた。
14日月曜、早めに家を出るも、
鉄道が間もなく停電。
何とか迂回しながら新宿に。
前日探してもなかった単1、単2の乾電池を見に家電量販店へ。
入り口に張り紙。
「単1・単2電池、ラジオ、懐中電灯品切れです」
店の人に話を聞けば、
「1人で大量に買っていくのですよ!懐中電灯20本以上あるのですかねえ」
翌日、下町のスーパーに行った。
米・水・パンが2時間持たずに売り切れ。
トイレットペーパー、ティッシュボックス・・・どんどん消えていく。
「金曜のあの時間までは売れなくて困っていたんだよ。
それが今じゃ、ほれ!大家族の買い物の仕方だ。お客の目が血走ってる」
買い物カゴを2つ持つのが当たり前の光景。
ガソリンスタンドには車の行列。
夜の停電は確かに不安だ。
しかし、何時までも電気が来ないわけではない。
3時間程度の計画停電だ。
電気と水道はあって当たり前、考えてみれば経済成長と共に
豊かさや便利さに慣れすぎてしまった自分がいる。
東北の被害は想像を絶する。
一方で死角になっているのが茨城や千葉、長野、新潟の被害。
尊い命も失われ、未だに道路、鉄道も復旧していない箇所がある。
関東で被災した知人から、20日メールが来た。
「さっき、漸く水が来た。風呂に入った。救われたよ。タンスが倒れた。
ガラスが割れた。でもそれですんだ。あっちのこと思えばなんてことないな。
余裕が出来たら、何かしようと考えてる。幸い、健康だから。
お前は、いつも通り放送してくれ。安心するから・・体に気をつけて!」
有り難かった。この優しさは、辛い思いを経験した証なのだと思った。
原子力発電所から出る放射性物質で、野菜や飲料に影響が出始めた。
命の心配はしなくてはならない。
しかし、過度に怯えることは日本を凍らせてしまう。
こんな時だからこそ
私は3つの「あい」を大切にしたい。
ゆずり合い
声をかけ合い
信じ合い

我が家の庭にも小さな春が来た。
あなたのところにも春は来るのです。
改めて、今回被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

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バラの芽吹き

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桜( 芝桜)咲く!