2011年1月31日 バランスが大事!
自然界でも偏食でアクシデントがあると聞き驚いた。
佐渡トキ保護センターで3月の放鳥に向け順化訓練中のトキのうち、
新たに3歳の雄1羽に脚気の症状が見られたという。
このトキは、首振りや飛行中にケージに衝突して落下した。
これはビタミンB欠乏とみられる症状で、治療のため捕獲、収容したという。
これで3羽が同じ症状。
原因を聞いてびっくり。
餌のドジョウの食べ過ぎ。淡水魚に含まれるビタミンB1を壊す酵素が働き、
歩行障害など人間の脚気に似た状態になったようだ。
もっとも、これはトキの好き嫌いではなく、
昆虫などの餌が自然界に少なくなる冬場に現れやすく、
ビタミン剤を注射して元気になれば復帰できるという。
同じ症状で4歳の雄が収容された際、馬肉にビタミンBを混ぜた人工飼料を与えているが、28日現在で食べた様子はなく、効果はいまひとつ。
鳥インフルエンザに感染する危険の上、栄養障害とは・・・。
自然が私達に何か警告しているのだろうか。
人間界のインフルエンザも流行ってきた。
バランスの良い食事をはじめ、免疫力を損なわない生活をしなければと
改めて思う。