2011年1月30日 秋田のアスパラガス
アスパラガスと言うと、夏野菜のイメージがありますが今日ご紹介するのは、
ビニールハウスで栽培され、今、出荷の最盛期を迎えている秋田のアスパラガスです。
「秋田県・山本郡・三種町(みたねちょう)」「JA秋田やまもと」「促成アスパラ部会」の桧森元明(ひもり・もとあき)さんにお話を伺います。
◎ 秋田県・三種町に関して教えて下さい。
秋田県の西部に位置し、能代市や男鹿市に隣接している町で、対馬暖流の影響により
温暖気候だが、年間の平均気温は10度前後と低い。
◎ アスパラガスを冬場に栽培するのは大変では?
ハウスで栽培しています。地中にパイプを通して、その中にボイラーで沸かした
お湯を流し、温度を一定に保っています。
二重トンネルにしているため、雨や風は入り込まない。
私が暮らす三種町の八竜地区では、20年ほど前から促成栽培が行われています。
◎ ハウス栽培の利点はほかにもありますか?
雨や風が入らないため、アスパラに泥ハネがないためキレイな状態で出荷でき、
手間がかからない。病気にかからないように最善を尽くしています。
路地栽培に比べて病気にもかかりにくいです。
◎ 現在、何人ぐらいの方が栽培しているのでしょうか?
部会に所属しているのは28名。
ほとんどが、露地栽培ではなく、促成栽培を行っています。
◎ 今年の出来はいかがでしょうか?
柔らかくて甘いアスパラが出荷できそう。
この時期のアスパラは、栄養を一番ため込む時期なのでおすすめです。
アスパラは、2月いっぱいまで全国の市場へ出荷されます。
◎ おしまいに、桧森さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
自分たちが育てた地元の野菜を食べる事が良い食事に繋がると思います。