2011年1月7日 振れば振るほど
百貨店の催事場を覗いた。歌舞伎座幕あい市をやっていた。
実演販売が幾つか開かれている。
縁起物に目がとまる。
2センチ位の金色打出の小槌。ストラップ式である。十を数える米粒大の物がある。
足を止め、法被を着たおやじさんの口上に耳を傾けた。
縁起物がよくわかった。
先ず、お守りと縁起物の違い。
簡単に言えば、攻めと守りだ。
お守りは、災いから正に守る役目。
一方の縁起物は、幸せをとりに行く、前向きの心意気だ。
成る程、言われてみればそうなのか。
小槌の中に、十の物を入れる。
恵比寿様、大黒様は金運、食べ物の神様。
瓢箪は6入れる。無病箪(むびょうたん)と 六はむと読む。
蛙は、無事かえる。
サイコロは、何処に落としても目がでる。
小判はお金に不自由しない。
南天は、難を転ずる。
破魔矢は、魔を射る、厄落とし。
狸は、他を抜く、勝つ。
そして達磨は、必ず良いほうに起き上がる。
どうだろう、縁起かつぎが十も集まると、明るい気持ちになってくる。
一ついただいた。
毎朝小槌を振っている。
2011年、今年も前向きで、良い年になりそうだ。