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2010年10月3日 「古代豚白石農場」

日本全国には様々なブランド豚がありますが、今日ご紹介するのは、日本国内で
戦前から育てられています、貴重なブランド豚のおはなしです。
埼玉県・児玉郡・美里町「古代豚白石農場」の白石光江さんにお話を伺います。

◎ はじめに「古代豚白石農場」に関して教えて下さい。

家族で経営していて、「中ヨークシャー(ちゅうよーくしゃー)」という豚を
常時25頭ほど飼育しています。
夫婦で、豚の飼育をし、息子さん夫婦&パートの方がハムやソーセージなどの
加工を行っています。

◎ その「中ヨークシャー」は、かなり珍しい品種だそうですね。

戦前までは国内の主要品種として生産量の90%以上を占めていました。
しかし現在では新品種に押されて国内生産量の1%にも満たなくなっています。
とても稀少です。。
※中ヨークシャーの「中」は、中型を意味する「中」

◎ 中ヨークシャーの特徴を教えてくだい。

他の豚に比べて、育ちが遅い。
脂の量が多く、出荷する際、ロスが多い。
そのかわり他の豚よりも、臭みがなく、旨味の成分や栄養価も高い。
経済効率は低いが美味!

◎ 白石さんが、中ヨークシャーを育て始めたきっかけは?

兼業農家に嫁いで10年ほど経った頃、当時は庭先で母豚を飼って、子豚を売る
「庭先養豚」が盛んだった。白石家にも3頭の豚がいました。
それをきっかけに、養豚にのめり込み、かつて食べた中ヨークシャーの味が忘れ
られず、育てることを決意しました。

◎ お肉の評判もかなりいいそうですね!

契約していますホテルやレストランに年間900頭を出荷。
加工品などは、インターネットを通じて販売も行っています。

◎ おしまいに、白石さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

バランスの良い食事を心掛ける事。
家族揃ってご飯を食べる事。
家族6人で食卓を囲み、いつも賑やかです!