2010年7月11日 東京牛乳
番組では2年ほど前に東京在住の酪農家のみなさんが作った「東京牛乳」を紹介しました。
その「東京牛乳」ですが徐々に人気を集め、お店などでも使用するところが増えて来ているそうです。
その後のお話しを「東京都あきる野市」「東京都酪農業協同組合」組合長の平野正延(まさのぶ)さんにお話をお伺いします。
◎ はじめに東京牛乳に関して改めて教えて下さい。
都内の酪農家60戸余りで「東京牛乳」生産倶楽部を組織し、その中の50戸の農家が参加しています。
早朝に搾った牛乳は協同乳業東京工場に搬入され、その日のうちにパック詰めされて翌日には都内の店頭に並べられます。平成18年の9月から発売しています。
◎ 二年間で、かなり知られる存在になったのでは?
おかげさまで、消費者の評価は好評です。季節によって若干濃さの違いはあるが、
やや乳脂肪分が多く、3.9%以上の生乳だけを厳選して製造し、飲みごたえのある濃い目の味です。わたし自身の牧場でも、親の牛を45頭ほど飼育しており毎日1トンほどの牛乳を出荷しています。
◎ 東京牛乳を料理に使うお店も増えてきたそうですね。
帝国ホテルの厨房やワシントンホテルでも使用され、セブンイレブンのサブレやロールケーキにも使われています。
今年の2月には「ミルクツアー2010」というイベントが開催されたが、そこでも高評価を得ました。
◎ 牛乳をPRするためのイベントも催されているそうですね?
牛乳にもっと興味を持ってもらおうと、機会があれば、牛を一頭連れて行って、搾乳体験を行っています。専用車があり、1頭で100人分の牛乳が搾れます。
◎ 今後の展望を教えて下さい。
「東京牛乳」が、徐々に認知されてきました。おいしい牛乳を提供するのが、自分たちの務め。都内のスーパーなど身近に販売されているのでぜひ一度飲んでみて下さい!
◎ おしまいに、平野さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
バランスのとれた食事を取る事。規則正しく食事をする事です。