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2010年6月20日  東京都立農業高等学校

全国各地にある農業高校。じつは東京にもあります。
今回ご紹介するのは、ユニークな活動によって注目を集めている東京の農業高校です。

東京都・府中市「東京都立農業高等学校」の金子淳一先生にお話をお伺いします。


◎ 東京都立高等学校に関して教えて下さい。

昨年創立100周年を迎え、全校生徒およそ540人の学校です。
学科は都市園芸科、緑地計画科、食品科学科、服飾科、食物科の5学科。
最近、少子化が進みで都内の高校は、希望者を集めるのに苦労している・・・という話を聞くが、農業高校では高い倍率を誇っています。

◎ 特に人気が高い学科はありますか?

都市園芸科で、1年生は草花、野菜、果樹全般に関する基礎知識を勉強し、2年生になると生産累計、草花に関してのデザインフラワーアレンジメントなども勉強する。
3年生は主に実習を行います。

◎ 敷地面積もかなり広いそうですね!

2万㎡を超える敷地をもつ「神代農場」を所持。
湧き水の流れる環境でワサビ栽培やシイタケ栽培、ニジマスの養殖、山野草の観察などを行っています。
茶畑もあり、5月の上旬には茶摘みも行きました。

◎ ただ作るだけではなく、学校で販売も行っているそうですが・・・

週3回販売日を設け、生徒が作った野菜やジャムなどの販売を行っています。
生徒が一生懸命作った野菜は、人気があり生徒たちもやりがいを感じています。

◎ 地域の方に学校を開放し、公開講座を実施しているそうですね。

「東京アグリカレッジ講座」を開いて、野菜作りの基礎講座を実施しています。
農家によるアドバイザーが指導を行っています。
年12回予定しており、今年も定員25名のところに6倍の希望者がありました。

◎ おしまいに、金子さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

なんでもバランスよく食べる事が、よい食に繋がると思います。