2010年5月16日 須藤牧場
子供を感性豊かに育てるのは、机の上の勉強だけではなく、さまざまな経験が大切です。
今日は酪農体験を通じて命の大切さを子供たちに教えています牧場をご紹介いたします。
「千葉県・館山市」の「須藤牧場」須藤陽子さんにお話をお伺いします。
◎ はじめに須藤牧場に関して教えて下さい。
敷地面積は1万坪で、160頭ほどの牛を飼育しています。
館山は気候温暖な地のため、1年中放牧が可能です。
(牧場は須藤さん夫妻、義理のお父さん、研修生の4人で
運営しています)
◎ 須藤牧場は「酪農教育ファーム」に認定されていますそうですが、
「酪農教育ファーム」とはどのようなものでしょうか?
「酪農教育ファーム」とは、牧場で乳搾り等の体験をし、楽しいというだけではなく、
牧場を教育の場として開放し、酪農体験を通じて「食や命の大切さ」を学ぼうという
取り組みを指します。(平成13年に制度化)
◎ 子供たちはどんな酪農体験をするのですか?
牧場では平成6年から積極的に牧場を開放し、近隣の幼稚園児や小学生を受け入れて
います。
牧場でフリーストール牛舎という開放型の牛舎を建築してから希望者が増えました!
◎ 陽子さんご自身もさまざまな活動をされていますそうですね!
酪農教育ファーム認証研修会で講師を務めたり、酪農体験のエピソードと『いのち』
について考えるきっかけを綴った絵本『牧場のおはなしいのち』などを出版しています。
命にふれる酪農家にしかできない授業をしたいと、教師を目指した経験を生かし、
受け入れを行っています。
◎ 今後のご予定は?
20歳の娘が中心になって牧場の牛乳を使ったソフトクリーム屋さんが、5月中旬に
オープンします。今後も子どもたちが楽しめて、学ぶ事ができる施設を目指して
いきたいです!